玉川上水を歩く (54) 玉川上水駅から宮の橋

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index


1日目は2019年2月18日。四谷大木戸を出発し、
玉川上水暗渠の上の緑道を笹塚まで歩いた。

2日目の2019年3月20日は、前回の終点、
新宿区笹塚「南ドンドン橋」を出発。
杉並区久我山の「岩崎橋」まで。

3日目の2019年3月24日は、
岩崎橋を出発、三鷹駅前の三鷹橋まで。

4日目の2019年3月31日は、
三鷹駅を出発、桜を見ながら小金井橋まで。

5日目の2019年4月6日は、
小金井橋を出発、小平市鷹の台駅近くの鷹の橋まで。

6日目の2019年4月21日は、
鷹の橋を出発、立川市武蔵砂川駅近くの見影橋まで歩いた。

この記事で歩いた部分を青線で示した。地図はクリックすると拡大して見られる。

この記事は、6日目、
立川市の玉川上水駅から宮の橋までの写真を載せた。

玉川上水駅の南口端から玉川上水緑道に入る。
玉川上水駅近くの玉川上水

国立音楽大学の前を通り過ぎると、
車両用と歩行者用に分かれた橋があった。
車用が千手橋、歩行者用が千手小橋だ。

千手橋

千手橋と千手小橋の間には送水管が通っている。

千手橋と送水管
千手橋から見た玉川上水下流方面
千手小橋から見た千手橋と玉川上水下流方面
千手小橋から見た玉川上水上流方面
千手小橋から見た玉川上水上流方面
千手小橋
千手小橋
千手小橋から見た玉川上水と玉川上水緑道

千手橋・千手小橋を過ぎ、再び玉川上水緑道を遡る。
立川市の玉川上水緑道は細く、柵が高い。

千手橋近くの玉川上水緑道

緑道周辺を歩き回るカワラバトの姿をよく見かけた。

玉川上水緑道と鳩
露出した木の根

玉川上水緑道の横に、
庭ように花が植えられた小径があったので通ってみた。

玉川上水緑道横の小径
オオアラセイトウが咲き乱れる玉川上水緑道横の道

玉川上水緑道とカワラバト

「歴史と文化の散歩道」の看板があった。
この先の金比羅橋から上流の玉川上水緑道は
「砂川新田発祥の地を歩くコース」になっているようだ。

「歴史と文化の散歩道」のご案内-立川を歩く (4) 砂川新田発祥の地をあるくコース | 立川市教育委員会

「歴史と文化の散歩道 砂川新田発祥の地を歩くコース」の地図看板

地図のそばには、車道歩道一体の宮の橋。

宮の橋
宮の橋の北へ続く道路
宮の橋の北詰から南方面を見る

この宮の橋から南へ続く道の先に、
阿豆佐味天神社(あずさみてんじんじゃ)・立川水天宮があり、
それが橋の名前の由来になっている。

神社には立ち寄らなかったが、
1629(寛永6)年創建の砂川新田の鎮守で、
由緒ある立派な神社のようだ。

宮の橋

宮の橋の横には動物愛護の禁止看板。

宮の橋の脇にかかった東京都保険局の看板