玉川上水を歩く (16) 玉川上水緑道環七横断地下道

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index

1日目の2019年2月18日は、
四谷大木戸を出発し、
玉川上水暗渠の上の緑道を笹塚まで歩いた。

2回目2019年3月20日は、
前回の終点、笹塚の「南ドンドン橋」を出発。
まずは南西方向へ歩いた。
笹塚駅に近い二号橋から稲荷橋までは開渠。
稲荷橋を過ぎたところで玉川上水は再び暗渠となり、
緑道は渋谷区から世田谷区へ入った。

世田谷区 玉川上水緑道

世田谷区玉川上水緑道は工事中だったが、
綺麗に整備されており、
利用者の姿もちらほら見られた。

世田谷区 玉川上水緑道

緑道を歩いて行くと、
ほどなく環七通りにぶつかる。

世田谷区 玉川上水緑道から見た環状七号線と環七横断地下道の入り口
玉川上水緑道環七横断地下道 入り口

環七通りの横断は地下道だ。
レトロな雰囲気の古い地下道で、道幅はかなり狭い。

玉川上水緑道環七横断地下道

頭上に何かの配管、地下道の地下には玉川上水。
小さな空間に様々な時代のインフラが
ぎゅっと詰め込まれている地下道だ。

玉川上水緑道環七横断地下道
玉川上水緑道環七横断地下道
玉川上水緑道環七横断地下道

地下道を通って環七の南へ出た後、
環七のところまで少し戻ってみた。

環七横断地下道の出入り口と環七通り

この地下道と玉川上水の上を通る環状七号線には
「大原橋」というい名前がついていた。

大原橋
大原橋

環七通りを越えると、
そこを境に玉川上水は流路を北西に変える。