本の記録(2022-11)

 主に中島敦の『光と風と夢』を読んで過ごした。

11月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1662
ナイス数:15

そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)感想
 推理小説には興味がなくほとんど読んだことがなかったが,この超絶有名な物語くらい読んでおこうと思った。昔はアガサ・クリスティーと言えばあまりに有名で誰もが読むようなイメージだったが,今ではどうなのだろうか? 昔の物語だが,昔の時代を知っている私は特に違和感もなく物語に入り込めたし,からくりを考えながら読み進むのは面白かった。最初の方は登場人物を把握していなかったので,もう一度読み直してみたいと思う。
読了日:11月02日 著者:アガサ・クリスティー,青木 久惠
リンゴ姫とキンギョ姫。 文化人形と遊ぶ12か月リンゴ姫とキンギョ姫。 文化人形と遊ぶ12か月感想
 四季折々に合わせて作られた文化人形の美しい写真集。  写真の間には文化人形についてのエッセイがあり,そこで文化人形の仕様や歴史,著者の想いなどを知ることができる。巻末には型紙も載せられているので,文化人形の写真を堪能したのち,自分の文化人形を作るならどんなものが良いだろうと想像も膨らむ。  文化人形を知ることができる数少ない本ではないだろうか。
読了日:11月10日 著者:市川 こずえ
学研の日本文学 中島敦 光と風と夢学研の日本文学 中島敦 光と風と夢感想
 中島敦による日記文学作品。『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』の著者として知られるスコットランド出身の作家,ロバート・ルイス・スティーヴンソンがサモア諸島へ移住しそこで亡くなるまでのことを書いた日記という設定で書かれている。  あまりにも活き活きと詳細にサモアでの生活やそこで行った創作活動,家族や故郷について記されており,これを当人ではない,しかも日本人が書いているというのがとても不思議に思われた。中島敦は教科書で『山月記』を読んだことしかなかったが,大変興味深い作品だった。
読了日:11月15日 著者:中島 敦
足摺り水族館足摺り水族館感想
 panpanyaさんの商業デビュー単行本。これより後のpanpanyaさんの単行本は白水社だが,本書だけは違う。リアル書店でもAmazonでも売り切れになっており,BOOTH「panpanya直売所」から購入した。panpanyaさんの初期の画風で1冊まるごと不思議な水族館的世界を体験できる。主人公もレオナルドも最初から世界に存在しているのが確認できて嬉しい。何度でもページをめくってみたい本だ。
読了日:11月21日 著者:panpanya
学研の日本文学 中島敦 光と風と夢学研の日本文学 中島敦 光と風と夢感想
 3人の大酋長たちの名前が把握しきれていなかったので,登場人物達の名前を再確認しながら読後直ぐに再読した。2回続けて読んでも少しも退屈せず面白かった。
読了日:11月23日 著者:中島 敦
バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)感想
続きを読もうと再読。2回目でも面白い。SFファンそんなに面倒なのか…。
読了日:11月24日 著者:施川 ユウキ
バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)感想
 十三冊目〜三十冊目。『ドグラ・マグナ』『失われた時を求めて』『華氏451度』『嫌われる勇気』『異邦人』などなど。登場人物は相変わらず4人だけでわかりやすい。SFファンもシャーロキアンもめんどくさいな?
読了日:11月27日 著者:施川 ユウキ
バーナード嬢曰く。: 3 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 3 (REXコミックス)感想
 三十一冊目〜四十六冊目。  ド嬢の『羆嵐』の説明はなかなかのものだった。読みたくなった。やっぱアニメ『ユリ熊嵐』はこれだよね…。  ほかに『人間臨終図巻』『イワン・イリイチの死』『沈黙』『高慢と偏見』『氷』『タタール人の砂漠』『火の鳥』などなど。
読了日:11月28日 著者:施川 ユウキ
バーナード嬢曰く。: 4 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 4 (REXコミックス)感想
 四十七冊目〜六十五冊目。  遠藤の影がだんだん薄くなっていく気がする,と思ったが椅子について語られた。『美しい椅子』。  その他『注文の多い料理店』『電車男』『すばらしい新世界』『1976年のアントニオ猪木』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『君たちはどう生きるか』などなど。『ぐりとぐら』のカステラは美味しそうだよね。
読了日:11月29日 著者:施川 ユウキ
バーナード嬢曰く。: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス)感想
 六十六冊目〜八十五冊目。  『ギネスブック』『カササギ殺人事件』『死に山』(←すごく怖そう)『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』『ハリー・ポッター』と『ダレン・シャン』『三体』『本好きの下剋上』新潮クレスト・ブックスに江戸川乱歩賞。『春にして君を離れ』『あなたの人生の物語』『ああ無情』など。町田さわ子&神林しおりは,いつの間にか無二の親友って感じになっている。
読了日:11月29日 著者:施川 ユウキ
バーナード嬢曰く。: 6【イラスト特典付】 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 6【イラスト特典付】 (REXコミックス)感想
 八十六冊目〜百四冊目。  『死をポケットに入れて』『文化史』シリーズにオンラインお茶会。『大聖堂』『フランケンシュタイン』『悪童日記』前日譚と後日譚どちらが好き?『山月記』『黄色い雨』『荒野へ』『デス博士の島その他の物語』などなど。
読了日:11月30日 著者:施川 ユウキ
今日から始める幼なじみ 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)今日から始める幼なじみ 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)感想
 気軽に何か読みたくて何となく再読。まったくもって気軽で頭が空っぽになって良かった。
読了日:11月30日 著者:帯屋ミドリ

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