鳥よ神々しく

 湿度が高そうで暑苦しそうだなぁと思いながら空を撮った。
 撮り終わった瞬間,鳥が凄い速さで過っていったのが目の端に映った。あの鳥は写真に写っているに違いない!

 嬉しいことに太陽のすぐ下の良い位置に,意外と大きく写っていた。飛び去る速度が速かったし,比較的近くを飛んでいたのだろう。

(2023-08-29 06:43)
(2023-08-29 06:43)

 拡大してみた。この形は鳩?
 陽光に透けた風切り羽が美しい!

 大空を自由に飛び回る鳥の何と神々しいことだろう。
 二次元で生きる人間は,空の視点を持つ彼らに敬服するしかない。叶わない。
 いつもそう思う。

 空にいる彼らは常に逆光のシルエット。
 眩しい空を背景に影しか見えない存在だ。
 それが神々しさに拍車をかけていると思う。

(2023-08-29 06:43)
(2023-08-29 06:43)
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夏の土蔵

 六義園を訪れる度に楽しみに眺めるのがこの土蔵。
 冬枯れの枝の向こうに見える姿,新緑で柔らかに見える姿,紫陽花に囲まれた梅雨の頃。木々に囲まれた夏は,まるで森の中に佇む一軒家のよう。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)

 六義園を設計し作った人物は江戸時代の柳沢吉保(1659-1714)だ。
 第5代将軍徳川綱吉の寵愛を受けた柳沢吉保は,1695年に綱吉からここを拝領し,造園して下屋敷とした。綱吉も度々訪れたという。
 明治になって六義園は岩崎弥太郎によって購入され,土蔵が建ったのはその時代だったそうだ。非公開なので中を見たことはないが,階段は西洋風だとのこと。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)

 現在は姿を眺めるだけの土蔵だが,東京都建設局の資料を見ると今後活用も検討されるようなことが書かれていた。
 外から中を覗くだけでもいいので,この土蔵をもっと知る機会ができればと願っている。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
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