前半は『吾輩は猫である』を読んでいたが,この本を半分読んだところで以前から課題だったナウシカを読むことにした。これはコミックとしてはなかなかハードな難しい本で時間がかかった。しかもワイド版なのに字が小さくて老眼には辛い。
ナウシカを読み終わった頃には冬アニメが始まったため,『ダンジョン飯』を先に読むことにした。『ダンジョン飯』は5巻まで読んで放置していたが,この度完結し,同時にアニメ化になったので続きを読むには絶好の機会。1巻から再読し,丁度数年前に読んでいた5巻まで1月中に読み終わった。
1月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2099
ダンジョンの中のひと : 4 (webアクションコミックス)の感想
スライムやアンデッド,ポーションや宝などダンジョンで必要なものの作り方,魔法膜の応用,そして父。まだまだ新しい発見が続き続きが楽しみだ。
読了日:01月03日 著者:双見酔
風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
映画『風の谷のナウシカ』と原作はかなり異なると聞いていたが,どう異なるのかという興味から読んでみたいと少しだけ思っていた。ジブリ設立以降は宮崎駿監督作品がどんどん嫌いになっていったため読みたい気持ちも薄れていっていたが,機会があったので読んでみることにした。 この巻の大まかなストーリーは映画とそれほど大きくは違わない。絵の書き込みがすごく,正直言うと見にくいほど。あと字が小さくて読みにくい。でも続きを読んでいきたいという気持ちにはさせられた。
読了日:01月20日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
この巻の途中までがアニメ化されている。アニメ化以降の物語に入り,不穏さが増していく。物語は複雑で難しそうだ。ナウシカの父ジルが亡くなり,ナウシカは風の谷の従者たちを谷に返して一人でクシャナと共に出発する。ユパは土鬼と蟲使いの関係に疑問を抱き蟲使いの船に乗り込む。「その者青き衣をまといて金色の野におりたつべし 失われた大地との絆をむすばん」土鬼の僧正さまの壮絶な言葉。
読了日:01月21日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 3 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
アスベルがユパに語るペジテ市の巨神兵。クシャナに見抜かれていたクロトワ。人工的な枯れた森と腐海から遠い場所の瘴気。ナウシカに似た雰囲気を持つ「森の人」。土鬼の皇弟ミラルパは「青き衣の者」をつみとれと命ずる。ナウシカの不思議な魅力はクロトワでさえも心ならず心配して走り回らせる。クシャナに捕虜の解放を求めるナウシカ。ナウシカを必死で守るテトとカイ…。
読了日:01月22日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 4 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
サパタの長老チヤルカはナウシカが赤子を託した女性と話し,彼女からナウシカのイヤリング(タリア川の石の耳かざり)を買い取って風上の地へ行くようアドバイスをする。ユパとアスベルとケチャは「森の人」兄妹と別れ川を下る。風の谷を出発してユパを探していたミトたちはユパが店の少女に預けたクイと再会するが,クイは卵を生んでおりカイに何かあったのではと案じる。ミトとユパは再会し,チヤルカはナウシカと出会いイヤリングを返す。蟲を「あの子」と言うナウシカに驚くチヤルカが面白かった。ナウシカの感性に磨きがかかっていくようだ。
読了日:01月22日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 5 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
土鬼皇弟ミネルパは動けず,皇兄ナムリスはヒドラを連れて出陣。クシャナの部下達はヒドラに痛手を受け,そこへクシャナを伴いユパ立ちがやってくる。ユパがいても多数のヒドラを倒すことはならずクシャナは捕らえられる。ナムリスはクシャナとの結婚を企てていた。ナウシカは一人丘の上で最期を待る。「森の人」が通りかかり,妹セライネはナウシカのマスクを修理して立ち去る。やがてやってきた王蟲の群れに飛び込むナウシカ。チヤルカと共にいたチククはナウシカが消えたことを感じ震えが止まらない…。希望のない世界だ。
読了日:01月25日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)の感想
ナウシカを探しに出るチククとチヤルカは森の人セルムと出会い,王蟲の漿に包まれたナウシカを発見。チヤルカはセルムにナウシカを託し,死を覚悟して帰る。ミトたちと一緒にいたクロトワはクイに連れられナウシカの元へ。ナウシカは心の内なる森でセルムに案内され道を決める。闇の者となった土鬼の皇弟を自分の一部だと思えるナウシカは,只者ではない高潔な心の持ち主であると思わされた。クイの子コリヤがかわいい。トルメキアはシュワに侵攻し,ナウシカは土鬼のトルメキア侵攻を止めようとする。ナウシカを母親と思って慕う巨神兵…。
読了日:01月26日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 7の感想
生まれたばかりお巨神兵をオーマと名付け,ナウシカはシュワの墓所の扉を閉ざしに向かう。トルメキアと土鬼たちは相変わらずの憎しみの連鎖。ナウシカは親しい命が去る悲しみの涙で目を覚まし,降り立った大きな木がある土地で,滅びたはずの動植物がいる不思議な場所を見る。トルメキアの二人の王子は音楽を楽しむ…。ナウシカはセルムの力を借りてそこを出発。とうとうシュワの扉は閉ざされナウシカとヴ王はクシャナたちと合流。それぞれの未来へ向かって物語は終わる。とても哲学的で難しかった。とても一度読んだ程度では理解できない。
読了日:01月27日 著者:宮崎 駿
ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)の感想
シリーズ完結及びアニメ放映につき再読。水炊き/タルト/ローストバジリスク/オムレツ/かき揚げ/動く鎧。アニメ第3話までの内容。単行本が発売された頃から読んでいてこんなに面白いのにアニメ化されないのかなと思っていたが,完結と同時に丁寧に制作されたアニメが放映されるという原作をとても大切にしたアニメ化で素晴らしいと思う。何度読んでも面白い。マルシルの嫌そうな顔は毎回秀逸。
読了日:01月29日 著者:九井 諒子
ダンジョン飯 2巻 (HARTA COMIX)の感想
原作完結及びアニメ放映開始につき再読。この巻でアニメの第6話くらいまで。(キャベツ/オーク/おやつ/ソルベ/宮廷料理/塩茹で/水棲馬)「丸ごとキャベツ煮」と「かぶのサラダ」は普通に作れそうだ。除霊ソルベはちょっと気持ち悪い気がしないでもない。動く鎧に続きミミックを料理するのは斬新。マルシルの髪型解説は何気に面白いし,頑固なセンシが少しずつほぐれていく様子が微笑ましい。
読了日:01月29日 著者:九井 諒子
ダンジョン飯 3巻 (HARTA COMIX)の感想
地下4階から5階の物語。水に住む人魚,羽魚そしてクラーケン。木苺はマルシルとファリンの学生時代。マルシルとウンディーネの物語に昔の仲間ナマリの登場。5階へ向かう階段のテンタクルスと大カエルなど。(雑炊/蒲焼き/木苺/焼き肉/テンタクルス/シチュー/大ガエル/モンスターよもやま話:クラーケンと寄生虫)
読了日:01月30日 著者:九井 諒子
ダンジョン飯 4巻 (HARTA COMIX)の感想
地上の話はナマリの雇い主,ノームのタンス夫妻が島主を訪れ報告する話など。その後はほぼ 地下5階のオークが住んでいた城下町における炎竜との戦い関連。マルシルの黒魔術とファリン,そして絵の中にいた謎のエルフ。物語の導入部が終了し新たな局面が始まった感じの巻。(地上にて/炎竜1〜6/モンスターよもやま話:大カエル・テンタクルス・人魚と魚人・ウンディーネ・魔狼・レッドドラゴン)
読了日:01月30日 著者:九井 諒子
ダンジョン飯 5巻 (HARTA COMIX)の感想
ファリンに近づくとケン助が反応。デルガル国王陛下とは。一度地上へ出ようとするライオスたちだが,どうやらダンジョンの管理者に邪魔されている。ライオスたちを盗人パーティだと断ずるカブルーたちとの不穏な出会いでこの巻は終わる。(炎竜7/良薬/シーサーペント前編/シーサーペント後編/ドライアド/コカトリス/掃除屋/モンスターよもやま話)
読了日:01月31日 著者:九井 諒子
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