新橋からお茶の水にかけて続く明治時代の高架橋。
秋葉原の万世橋からこの赤レンガアーチが続く風景を初めて見た時には,東京の風景とはこれほど趣あるものなのかと感動したものだ。
脈々と続く赤レンガアーチはその場その場で風情ある風景を作っている。
坂道と共に眺めるお茶の水,下町のような風情が漂う神田駅周辺。
ここ日比谷駅近くでは,若者たちが闊歩し都会的な雰囲気が漂う。
しとしと雨が降り続いていたこの日は,赤レンガも濡れて落ち着いた色合いだ。
煉瓦の隙間から逞しく顔を出す植物たちが,雨に濡れてしっとりと美しかった。