ちかまる号

福岡市営地下鉄の開業35周年を記念して,
2016年7月から3年間運行したラッピング電車「ちかまる号」。

ちかまる号@姪浜駅(2017-07-27)

地下鉄だが姪浜駅のホームは地上にある。
姪浜駅は福岡市地下鉄の西の終点。
姪浜駅より西はJR九州の筑肥線となる。

ちかまる号の軌跡

2016年7月から2年間,
福岡市の姪浜駅近くに住む機会があったため,
この電車を何度も見かけた。

ちかまる号には1両ごとに福岡の春夏秋冬のイベントが施され
福岡の特産品やランドマークがシルエットで表現されている。

3年間の運行本数は約1万本,のべ2000万人が利用した。
走行距離は地球約7周分,28万kmだったそうだ。

2019年7月13日がラストラン。
姪浜-貝塚で,臨時列車を往復運行した。
姪浜駅と貝塚駅では停車中に「ちかまる」が登場。
「ちかまる」と「ちかまる号」との撮影会も行われた。
また最後に車両基地に帰っていく「ちかまる号」は,
姪浜駅で「ちかまる」と一緒に見送られたのだった。

ちかまる号@姪浜駅(2017-07-27)
ちかまる号@姪浜駅(2017-07-27)

「ちかまる」

「ちかまる」は福岡市交通局のマスコットキャラクター。
オグロプレーリードッグの男の子で,7月26日生まれ。
「地下鉄に乗ると目的地がちかまる」が名前の由来だそうだ。

ちなみにオグロプレイリードッグは最も一般的なプレイリードッグで,
日本で「プレイリードッグ」と言えばオグロプレイリードッグのこと。
北米大陸のほとんどの地域に生息し,冬眠はしない。