玉川上水を歩く (13) 玉川上水第二緑道

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index

四谷大木戸を出発。
新宿御苑の横を通り過ぎ、新宿駅を通り抜け、
葵橋跡を眺め、西新宿の高層ビル前を通り、
玉川上水を遡る。

新宿から笹塚までの玉川上水は暗渠になっており、
暗渠の上は「玉川上水旧水路緑道」として整備されている。

代々木地区・初台地区を通り過ぎ、
西原地区の幡ヶ谷緑道を通り、
玉川上水に架かっていた橋の跡を次々と通り過ぎる。

幡ヶ谷駅から西の西原地区は長い。
新台橋・西代々木橋・二字橋、
そして美寿々橋・山下橋・代々幡橋・相生橋。
次の常盤橋を境に大山地区へ入り南下する水路は、
六條橋・五條橋・四条橋を過ぎ、
都道420号を境目に北東へ大きく向きを変える。

都道420号から大山緑道方面を振り返る
都道420号線から北東へ続く玉川上水旧水路

しばらく歩くと、
玉川上水第二緑道と名前を変えて、
暗渠の上の緑道が復活する。

遊具が配置され、
お母さんに連れられた小さな子供たちが遊んでいた。

玉川上水第二緑道の遊具
遊具が並ぶ玉川上水第二緑道

玉川上水第二緑道の端まで歩くと、
柵に隔てられた水路になっている。

玉川上水第二緑道端の玉川上水

四谷大木戸から歩き、ここへ来て初めて見る玉川上水の水面だ。

玉川上水第二緑道端の玉川上水
玉川上水第二緑道から見る玉川上水

公園のすぐ横の橋は笹塚橋。
初めての本当に水の上に架かっている橋だ。

笹塚橋(ささづかばし)

笹塚橋は比較的新しい橋で、
明治39年(1906年)の記録で初めて登場する。

笹塚橋(ささづかばし)

玉川上水が暗渠となって
地面の下へ入っていくところを見ることができる。

地面の下へ入っていく玉川上水

玉川上水の横の階段と三角形になった場所は、
かつて三田用水(みたようすい)の取水口があった跡だ。

三田用水 取水口跡

三田上水は江戸の六上水の一つで、
1664年(寛文4年)に開削された。

代々木・渋谷・目黒・大崎・白金、
さらに伊皿子・三田へと給水していたが、
1722年(享保7年)に廃止。

その後農業用水としての需要があって
1724年(享保9年)に三田用水として復活。
1974年(昭和49年)に完全に廃止されている。