江戸東京たてもの園 カフェ「武蔵野茶房」

 たべもの処「蔵」を正午に出て,東ゾーンをゆっくり見学しているうちにあっという間に時間が過ぎた。
 特別展も見たかったので,センターゾーンと西ゾーンはまた後日ということで切り上げた。特別展に行く前に少し休憩したい。西ゾーンの「デ・ラランデ邸」がカフェになっているようなので行ってみることにした。

 この住宅は平屋建てだった洋館を,ドイツ人建築家デ・ラランデ氏が1910年に3階建てに増築したもので,1999年まで新宿区信濃町に建っていたそうだ。
 こんな凄い洋館が普通に信濃町に建っていたとは…。

カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)

 店内に入ると自分で席を確保し,食券を買うシステムになっている。
 シェフおすすめの「和栗のモンブラン」を食べたかったが売り切れ。「特製焼チーズケーキ」も売り切れ。どうしようかと思ったが,最近アップルパイに飢えていたことを思い出して「焼きりんごパイ」にした。何かこれだけお値段が高いのだけど??

カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)

 お値段が張っていた理由,アイスクリーム付きだった!
 アップルパイしか見ていなかったので見落としていた。美味しかったけれど,小食な私には多すぎて多すぎて。でもシナモンを振りかけたアイスクリームはとても美味しかった。贅沢にたっぷりの林檎が入ったパイは,林檎も生地も食べ終わるのが勿体ないくらい。
 珈琲も美味しかったし,カップもカトラリーも素敵だった。

カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)

 ゆっくり座って窓の外の景色を眺めるの時間がとても贅沢に思えた。
 何しろ窓が素敵だし,清潔感のある白いカーテンが柔らかな雰囲気を醸し出している。ゆっくりと時が流れているようだった。

カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)

 建物と一体感を出して作られている門や,門とエントランスについていた照明なども見応えがあった。この日はたまに雨がぱらつく曇り空だったが,おかげで緑が柔らかく,白い建物を引き立てていた。

カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
カフェ「武蔵野茶房」@デ・ラランデ邸(2025-10-04)
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本の記録(2025-10)

 『塩』と『大きな森の小さな家』はU-NEXTの読み放題にて。

 子供の頃から数え切れないほど繰り返し読んだ『大草原の小さな家』シリーズを別の訳でも読んでみたいと思っていたので,読み放題で読めるのは嬉しかった。『大草原の小さな家』と『プラム・クリークの土手で』も読めるようなので,そのうち読んでみようと思う。私は圧倒的に親しみのある恩地三保子さん訳が好きだが,別の訳では違う発見があるので面白いと思う。

 『塩』は美しい図鑑という感じだが,塩の作り方が分かって面白かったし,海に囲まれていながら湿潤な日本では火を使って暑い想いをしながら塩を作ってきたのかと,ちょっと塩に敬意を払う気持ちになった。単に写真を眺めるだけでも美しい本だと思う。

 『ファクトフルネス』な読もうと思って何年。ようやく読んだ。
 内容は普段から感じていること考えてきたことの言語化でそれほど目新しくは思わなかったが,例に挙がっているヨーロッパ人の考え方に驚いた。ここまで優越意識を持っているんだなぁと。

 『CITY』はアニメを見てようやく面白みがわかり始めて来たので読んでいる。3巻まで持っているのに1巻で終わっていたのだった。続きも読もうと思う。


10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:870
ナイス数:18

塩 地球からの贈り物塩 地球からの贈り物感想
 東アフリカ大地溝帯,ナトロン湖,死海,デスバレーなどの塩を抱く壮大な風景写真。タウデニ岩塩鉱山,シパキラ岩塩教会,ウユニ塩湖,レトバ湖などの塩。古代ローマのマルサーラ塩田,インカの塩の棚田,バリ島の椰子の幹で作る塩など。そして火や電気を使う日本の塩作り。世界の風景を巡りながら塩と人間の関わりを学べる美しい写真図鑑。巻末の数ページでは地球で塩が作られていった過程などが地球科学的に解説され塩についての見識が深まる1冊になっていた。
読了日:10月06日 著者:片平 孝

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣感想
 基本的に普段の生活で感じ続けていることを言語化した内容だった。本書に出て来る質問も,幾つか分からなかったが大半は正解できた。中には本書によって有名になったから知っていた質問もあったかもしれない。この本に書かれているような思考を多くの人ができるようになったら世界はもう少し楽な方向に変わっていくのではないかという気がする。
読了日:10月11日 著者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド

大きな森の小さな家 小さな家シリーズ (角川つばさ文庫)大きな森の小さな家 小さな家シリーズ (角川つばさ文庫)感想
 昔から何度も何度も読み慣れた恩地三保子さん翻訳の福音館書店版は敬体(です・ます体)で書かれていたが,こちらは常体(だ・である体)で書かれていて,絵柄もガース・ウィリアムズさんの美術的絵画ではなくアニメ寄り。現代の子供達にはきっとこちらが馴染みやすいのだろうと思ったが,私は昔の本の方が好きだと思った。
 道具の名前や動植物の名称が異なる箇所が幾つもあった気がするので比べてみると面白そうだ。
読了日:10月17日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー,中村 凪子,椎名 優

CITY(1) (モーニングコミックス)CITY(1) (モーニングコミックス)感想
 アニメを見て,意味が分からないのにそこはかとした面白さを感じあっけにとられたので再読してみた。たぶん一度目より面白く読んだ。一度目は一度読めばもういいかと思ったけれど,今回は続きも読もうかと思う。不思議な作品だ。転落しそうな面白さの境界にあって,でも絶対的に面白いという作者に天才的なものを感じた。
読了日:10月29日 著者:あらゐけいいち


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