種から育てるジャボチカバ (3)

苗床からの移植(2024-10-01)

  • 2024年4月9日 種の吸水開始
  • 2024年6月7日 播種
  • 2024年7月13日 発芽

 夏の間に大きくし,秋に苗床から本格的な鉢へ植え替え。新しい環境で根を張って落ち着いた頃に越冬という計画だった。
 長かった夏がとうとう終わり,運命の植え替えを決行する時がやってきた。

 2024年9月30日,植え替え前日。
 一番大きな苗が15cmに育っている。

 おそらく普通ならこの苗を残して残りの2本は間引くことになるのだろう。
 だがせっかく育っているし,小さな2本も救えないだろうか?

植え付け前日 発芽から約2ヶ月半(2024-09-30)
植え付け前日 発芽から約2ヶ月半(2024-09-30)

土の選定

 ジャボチカバは弱酸性(pH5.5〜6.0)の水はけが良い粗い土が好みだとのこと。
 うちにあった酸性の土はこの2種類。洋ランの土は粗く水はけがよく,ジャボチカバにも良さそうなのでは?

 実際には「洋ランの土8:ブルーベリーの土1:普通の園芸土1」くらいで配合。ジャボチカバさん気に入ってくれると良いのだが?


苗床から引き抜いたジャボチカバ

 思いのほか立派に根っこが伸びていて驚いた。
 バーミキュライトは崩れやすいので,崩さずに新しい鉢へ移すのは難しく,かなり崩れてしまった。

植え付け前の根の状態(2024-10-01)
植え付け前の根の状態(2024-10-01)

 新しい鉢に移して土を被せたのち,根元を抑えながら小さな苗2本を引き抜いた。
 意外とスッと引き抜くことができ,根っこもほぼ無事だったと思う。

 2番手の苗は新しい葉が出たところで何となく運が悪い時期な気がする。
 3番手の苗は種の殻が根っこに付いていて,これがアドバンテージになるかもしれない。

 ダメ元でこの子たちも別の鉢に植え付ける。引っこ抜いて悪かったけど,どうか頑張っておくれ!

引き抜いた2番手と3番手の苗(2024-10-01)
引き抜いた2番手と3番手の苗(2024-10-01)

 乾燥対策に土の表面を洋ラン用バークチップ(pH5.5〜6.0)で覆ってみた。

植え付け終了(2024-10-01)
植え付け終了(2024-10-01)

 2番手の苗は既に頭を垂れて萎えていて心配だ。
 みんな育ってくれますように!


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種から育てるジャボチカバ (2)

発芽から植え替えまでの生長記録

 2024年4月9日 種の吸水開始
 2024年6月7日 播種
 2024年7月13日 発芽

 発芽してからは毎日ジャボチカバの様子に一喜一憂して過ごす日々が始まった。

 あまりにも暑い夏。
 いくら熱帯亜熱帯の植物とはいっても幼木に日本の夏の直射日光はつらいようで,東向きのベランダで朝から燦々と日光を浴びた朝はすっかり萎れた状態になっていた。

 幸い水やりし室内で休ませたら復活してくれたので,翌日からは直射日光が当たる時間帯は室内退避,ベランダが半日陰になった時間帯に外へ出すようにした。

発芽から約2週間(2024-07-25)
発芽から約2週間(2024-07-25)
発芽から約1ヶ月(2024-08-07)
発芽から約1ヶ月(2024-08-07)
発芽から約1ヶ月半(2024-08-25)
発芽から約1ヶ月半(2024-08-25)

 発芽から2ヶ月経つと,1番大きい苗は基部が少し茶色く変化してきた。木化の兆しだろうか。

 涼しくなると新芽が焼け焦げたようになって一旦止まっていた生長も再開し,枯れた新芽の横から枝分かれの新しい葉が出てきた。

枝分かれが始まった!(2024-08-26)
枝分かれが始まった!(2024-08-26)

 結局7月13日に地面から顔を出した3本の新芽が無事に育ち,あとの4本は枯れていった。
 そして初日から1番大きかった苗が,やはり圧倒的な元気さで育っていった。

発芽から約2ヶ月(2024-09-15)
発芽から約2ヶ月(2024-09-15)

 ジャボチカバは水切れに弱いらしいので,水はたっぷり与えていた。
 しかし葉の先が枯れてしまう現象はどうにもできなかった。



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