薄毛の悩みに百会

薄毛といえば男性の悩みのように思われがちですが、
最近は薄毛に悩む女性が増えているようです。
若い女性にも薄毛で悩む方が増えていると聞きます。
 
実は私も薄毛で悩んでいました。
もともと髪が多い方でもなかったのですが、
ある時を境に抜け毛が増え始め、
洗髪するとごっそり。
洗髪後ドライヤーをかけるとごっそり髪が抜ける!
そんな状態が数年続き、髪がどんどん減っていくのがわかりました。

毎朝目が覚めると「今日も髪が減るんだ」と
暗い気持ちになる日々でした。

その頃、髪についてたくさん調べました。
藁にもすがるような想いで
西洋医学から東洋医学まで様々な病院の戸を叩きました。

髪は女性にとってとても大切なものなのに、
抜け毛に親身になってくれる病院は非常に少なく、
本当に辛い日々でした。

辛い日々にようやく希望を灯して下さったのは
保険がきかないのを覚悟して数回行ってみた東洋医学の先生でした。

そこで教えて頂いたのが「百会」(ひゃくえ)というツボの刺激。
爪楊枝を10本ほど輪ゴムで束ね、
時間があるときに百会をトントンと叩いて刺激する。
少しくらい血が出てもかまわないとのことでした。

百会の位置は下の図に示しました。
両耳を結んだ線と鼻先からまっすぐ頭頂に上げた線が交わるところ。
その少しだけ後ろが百会です。
位置はあまり厳密で正確にしなくてもかまいません。

百会

この方法は抗がん剤で髪を失った患者さんにもお勧めで、
育毛剤なんかよりずっと効く、
とても喜ばれる治療だそうです。

抜け毛には理由があります。
私の抜け毛は複雑でした。
ヘアカラーのアレルギー。
甲状腺の病気で髪のサイクルが狂っていたことも原因でした。

抜け毛は理由を探し解決していかなければなりません。
しかし、理由がはっきりしない時でも
百会の刺激を続けると、
少なくとも一つ手段を講じている安心感で
気持ちもずっと楽になると思います。

百会の育毛効果は女性だけのものではありません。
男性の方も試してみられてはいかがでしょう。
 

百会の刺激に爪楊枝
百会の刺激に爪楊枝

 

ごぼう茶でお腹スッキリ

便秘に悩む女性は多いですよね。
女性はそもそも男性より筋力が弱いですし、
女性ホルモンである黄体ホルモンの影響で便秘になりやすいのです。
黄体ホルモンの分泌が活発な生理前に、
特に便秘が起こりやすくなる経験はありませんか?

便秘に効く方法については沢山の情報が出回っていると思いますが、
よく言われることは朝起きてコップ1杯の水を飲むこと。
就寝中に汗で失った水分を補給し、
乾いて雑菌が繁殖しやすくなった口の中を潤し、
朝食前に胃腸の準備を整え、
水は一日の活動に向けて体の中を潤します。

体に負担をかけないために、冷たい水ではなく常温の水がお勧めです。
緑茶などカフェインが入った飲み物は、
刺激物ですから体の調子を整える役割にはお勧めできません。

しかし、水を飲んでも特に便秘は改善されない…
と感じてきた私のお勧めは、
朝起きたら、まず温かいごぼう茶をたっぷり飲むこと。

ごぼうにはポリフェノールの一種サポニンが豊富に含まれています。
サポニンは細菌や黴を構成するコレステロールを分解してくれます。
サポニンには除菌効果があるのです。
またごぼうはムコ多糖類のイヌリンを豊富に含みます。
ムコ多糖類は余分な水分を吸収して利尿作用を促し、
食物繊維の一種なので便秘の改善に役立ちます。

ごぼうによってコレステロールが分解されむくみが改善され、
除菌効果やデトックス効果まで期待できるということになります。

ちなみにサポニンもイヌリンも「あく」と思われて
洗って流されている黒い液体の中に含まれています。
ごぼうを食べるときにあくとりをするのは是非やめましょう。

もちろん薬ではありませんから、即日の特効作用は期待できません。
しかし毎日習慣としてごぼうを摂取し続けることで
体質改善は期待できそうですね。

しかし、毎日ごぼう料理を作るのは大変。
そこでお勧めが「ごぼう茶」なのです。

あじかん 焙煎ごぼう茶
あじかん 焙煎ごぼう茶

私は「あじかん焙煎ごぼう茶」を毎朝飲んでいます。
夜のうちに500mLの水筒に準備し、朝食前に全部飲んでしまいます。
起き抜けの体が温められ潤っていくのがわかります。
この習慣を始めてから便秘がかなり改善されました。
免疫力がついたのか?不思議と花粉症も改善されました。
茶殻(ごぼう)は味噌汁に入れて飲んでいますのでゴミも出ません。

ごぼう茶は色々なメーカーさんから出ていますので、
お気に入りのごぼう茶で朝の習慣を作ってみては如何でしょう?
勿論ごぼう茶は一日中楽しめる健康茶です。
朝以外の休憩タイムにもお腹に優しくお勧めです。

参考図書:
『50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表』(南雲吉則著・講談社+α新書)