アニメ覚え書き(〜2019年06月)

ULTRAMAN
Netflixで全話世界同時配信。こういうのは思わず一気に見てしまう。
私はリアルタイムのウルトラマン世代なので,ウルトラマンのハヤタ・シンやウルトラセブンのモロボシ・ダン,ウルトラマンAの北斗星司&南夕子などに各々思い入れがある。が,多少の違和感を感じつつも,これはこれそれはそれとして楽しめた。昔のウルトラマンをよく知っているからこそ楽しめた部分も多かったと思う。
面白かったが中途半端に終わったので続きが必須。

世話やきキツネの仙狐さん
今期No.1の癒やしアニメ!を装いつつ,実は今期No.1の日本社会の闇を暴くアニメ?
どうせなら主人公が過労死するまで仙狐さんがそばに居てあげるところまで描いてほしいと思ってしまった。
日本ってあちこち神社の鳥居だらけだし,仙狐さんみたいな存在が本当にいてもおかしくない気がする。

ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
完全にファンだけを対象にしたアニメって感じだった。
私はストライクウィッチーズ大好きな上に,今回主に宮藤芳佳の相手役だったゲルトルート・バルクホルンが最も贔屓なウィッチなので,文句なしに非常に良かった!
トゥルーデがよく出る関係でハルトマンの登場が多く,ハルトマンが出てくると必然的にイェーガーがよく出てきた。
本編に比べるとエイラの出番が多かったのと,リーネ&ペリーヌの出番が少なかった。ペリーヌは中の人が産休だからかな。

八十亀ちゃんかんさつにっき
知る人ぞ知る名古屋コミックのアニメ化。
原作既読だし猫っぽい八十亀ちゃんが可愛いので楽しみにしていた。
5分アニメ,いや3分アニメ? 地上波ではCMとセットで見ると楽しめたらしい。
私はテレビを持っていないので配信で見たが,こちらは本編終了後に,本編より長い応援宣伝大使のアイドルさん(TEAM SHACHI・OS☆U・dela)による名古屋紹介や声優さんインタビューがあった。最初は「何よこれ?」と思って見ていたが,そのうちにアイドルさんの顔も覚え,地元愛が溢れていて楽しみになってきた。
本編は2期が決定しているが,アイドルさんの名古屋レポートも2期決定するといいね!

異世界かるてっと
今期のギャグ枠大賞って感じ。
カルテット,四重奏の内容は『幼女戦記』『オーバーロード』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』の4作品。
主なキャラクターがちびキャラとなって同時に更なる異世界に召喚?され会合し学校生活を送る。オーバーロードだけ見たことなかったので,思わずこの作品をより楽しみたくて見てしまった。ちなみに長い作品だけど,一気に見てしまう面白さだった。
2期が決定しており楽しみだ。

さらざんまい
東京のかっぱ橋道具街を舞台にしたBL系ファンタジー?
『輪るピングドラム』や『ユリ熊嵐』の幾原邦彦監督によるオリジナルアニメといういことで,見ないという選択肢はなかった。
世の中的には「今までの作品よりわかりやすい」という人もいたし,一部でとても填まっている人もいたようだが,私には今までで一番わからない作品で,最後まで?????と思っているうちに終わった。
BLが好きな人はそれでも楽しかったのかもだが私は興味ないし。
ラストは意見が分かれるようだが,3人とも死んじゃったんだよね,と私は思っている。
吾妻サラちゃんがかっぱ橋道具街の立体看板とそっくりで可愛くて良かった。

キャロル&チューズデイ
2クールで現在も続いているのだが,3話くらい見て放置。
絶賛している人もいるようだが,私には物語もキャラクターもちっとも魅力ではなかったし,テラフォーミング火星が舞台である必要性も見いだせず,続きを見たいという気になれなかった。AIの必要で未来かもだが,どう見ても1950年代アメリカみたいな感じだし,そんな未来を舞台にしておきながら旧態依然とした自動車やインスタグラムはないでしょ…と。

ひとりぼっちの○○生活
たぶん癒やし系アニメ。1話見てイライラして特に意図もせずに1話切り。

ぼくたちは勉強ができない
アニメ放送開始直後からアキバでは大々的に広告が出ていたのだが,勉強ができない子の話はもう沢山だよと思って見ていなかった。が,今期も後半になって人気があるっぽかったので見はじめた。
予想に反し,原作読もうかという勢いで面白かった。別に勉強ができない子の話ではなく,むしろ勉強がよくできる努力も惜しまない子たちの物語で,ヒロイン3人もなかなか可愛い。更に先生と先輩が素晴らしく可愛い。私は先生エンド希望。原作を読もうかな。

女子かう生
以前から原作が気になっていて読む機会を逸していた。
2分アニメ? あまりに短くて配信版は4話連続で見る感じだった。
なんというのかな,『からかい上手の高木さん』に出てくるクラスメイトの女子3人(ミナ・ユカリ・サナエ)が高校生になってワイワイと日々を送っている感じ。
たった一言の台詞もないのにアニメとして成立しているし面白い。これって実はとても高度な進化形アニメではないだろうか。

超可動ガール1/6
人気っぽかったので1話だけ見てみたが,そのままになっている。

鬼滅の刃
これも人気っぽかったので1話だけ見てそのまま。鬼のいる大正時代の舞台背景でしっかり見たら面白いのかもしれない。

賢者の孫
人気っぽかったので1話だけ見てみた。
正統派の転生ものファンタジー。主人公は良い子だったが,転生でチートを発揮するタイプって感じだったので,まぁいいやと思って続きを見ていない。

川柳少女
人気作品のようだったので見てみた。
2話まで見たが,主人公にまじでイライラし2話切り。人気作品であっても自分に合うとは限らないのだった。

電脳コイル

 12年前にNHK教育の夕方枠で放映されたアニメ作品。dアニメストアで視聴した。

  • 放映:2007年5月12日~12月1日
  • NHK教育 土曜日18時30分
  • 全26話

 電脳技術が普及した2020年代が舞台で、「電脳メガネ」をかけると現実世界と重ねて電脳情報が表示されるようになっている。小学生たちは「メガネ」が大好き。現実世界は日々変化し、電脳世界も新しく更新されていく。しかし消されずに残った古い情報がバグとなって子供達の興味と遊びの対象となっていく。おかげで出てくる子供達はみんな眼鏡っ子。メガネフェチの人にお勧め?

 2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞・第7回東京アニメアワードTVアニメ部門優秀賞・第39回星雲賞メディア部門・第29回日本SF大賞などを受賞し、未だ業界の目標になっているような伝説のアニメだけあって色々と凄かった。決して忘れられないだろう。2007年と言えばまだスマホもなかった。ニコニコ動画が始まって初音ミクが生まれてワクワクしていた頃だ。その頃に作られた作品とは思えないほど正確に近未来が予想され描かれている。
 アニメの物語構成もよく練られている。26話をかけて丁寧に作られており、前半は登場人物たちと世界観をゆっくりと説明、途中から怒濤の展開で息もつけなくなる。夕方枠で小学生を対象に作られているはずだが、これを小学生の頃に見たら恐ろしくて夜トイレに行けなくなったのではないか?
 主人公が小学生だったり、作画が優しくノスタルジーだったりすることに騙されてはいけないハードSFだ。小学生に理解できるのかとも思うが、こういった先端分野は小学生の方が理解できるのかもしれない。

 理解が足りない部分が多々あったので続けて2周目を見ようかと思ったが、画質がイマイチだったのでBlu-rayBOXを買って2周目はそちらで視聴する予定で現在到着待ち。
 綺麗に終わるラストだったが、ヤサコとハラケンよりヤサコとイサコの関係の方が私には遙かに気になったのだった。

 そう、登場人物の名前が昭和中期?って感じなのが良かった。ユウコ・フミエ・タマコ・キョウコ・ケンイチ・アキラ。イマドキのアニメにこんな古風な名前オンパレードは珍しいが、近未来というより昭和中期?ってなノスタルジックな風景にもよく似合っていた。
 「触れる物だけが真実」というヤサコの母親の意見は「ネットの友達は本当の友達ではない」と言いたがる人々と重なった。ネットに支えられて生きている私とそういった意見を持つ人々との間には、どうにも行き来できない深い溝があるよねと思う。

 SF、ハードなSFが好きな人にはお勧めのアニメだと思う。