2019年公開の新海誠監督のアニメ映画『天気の子』。
舞台が田端だということは今さらだし,聖地巡礼の写真もネットにたっぷり出回っている。とはいえ,2023年になってようやくこの映画を見たので田端へ行ってみた。
作品内で主人公の森嶋帆高の背景に描かれていた田端駅南口。
三角屋根も自動販売機もフェンスも映画そのままだ。レトロな雰囲気が素敵。
出口から続く坂道は,主人公がヒロインの天野陽菜のもとを訪れる際に何度も出てきた。
ラストもこの坂道の上だった。
下の地図で黄色で示した場所が,この写真の坂道にあたる。
坂道には名前がないようだ。どの地図にも載っていない。駅と出口ができるまで道として存在していなかったのだろうか?
坂道の正面に見えるビルは東京シティビューホテル田端ステーション。坂の上にビルがあると映えないためか?映画の中では風景からカットされていた。
このホテルのウェブサイトを見ると,バルコニーから『天気の子』と同じ風景が見えることを謳っている。
上野台地の崖っ縁に当たるここからの眺望は大変すばらしく,映画の中でもこの坂道を歩く主人公の背景に,この風景が広がっている。
新幹線の高架の向こうに見える「マルエツ」や「あみ印」は,映画の風景の中にも描きこまれていた。
ちなみに「あみ印」(あみ印食品)さんは,日本で初めて炒飯の素を作った会社だそうだ。