坂道が交差し,幾つもの小さな路地が集結するこのあたり。
不忍通りは,神明坂という東西に延びる長い坂道になっている。
その不忍通りの坂と並行して,住宅地の中の路地へ続く階段がある。
気をつけないと見過ごしてしまいそうな,小さな階段だ。
間口も狭い。

階段の上から路地を眺めると,隣の不忍通りとは似ても似つかない下町風の路地が広がり,階段を降りる毎に世界が変わっていくような風情を感じる。



地図中の赤い矢印がこの階段。


ささやかな今日を。
ブランドショップが軒を連ねるロンドンの中心街。
ニュー・ボンド・ストリートの途中の少し道幅が広くなった場所に置かれたベンチで,チャーチルとルーズベルトが仲良く談笑している。
日本人にとっては少々素直になれない感情が疼く二人だが,もちろん戦勝国側では戦争を終わらせた英雄,讃えられるべき絆だろう。
そんな彼らも歴史になって,今や敵国だった国民の私などが気軽に写真を撮っている。
澱むことなく去って行く時の流れを感じ,しばし佇んで彼らを眺めた。
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過去の旅行を写真で旅する いつかの遠い街 シリーズ。
気合い入れて撮った写真。
歩きながら適当にシャッターを切った写真。
何だか忘れてしまった写真。
色々ある中からたまたま目に留まった1枚をピックアップ!
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