よくわかっていなかった。
ガンジス川のことも,日の出前に船に乗って出かける意味も。
夜明け前に集合と言われたから起き出して,用意された船に乗った。
まだ暗く,蝋燭を灯して船に乗った。
世界に光が満ち始め,やがて向こう岸から太陽が昇ってきた。
聖なるガンジス川の水は意外と濁っているのだな,と思った。
しかし,それはどうでもよいことのようだった。
川岸では敬虔なヒンズー教徒たちが朝日の中で沐浴をしていた。
まだ「ベナレス」と呼ばれていた時代のヴァーラーナシーの朝。
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過去の旅行を写真で旅する いつかの遠い街 シリーズ。
気合い入れて撮った写真。
歩きながら適当にシャッターを切った写真。
何だか忘れてしまった写真。
色々ある中からたまたま目に留まった1枚をピックアップ!
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