ソメイヨシノの故郷,豊島区駒込。
江戸時代に植木屋が軒を連ねたという染井通りに面して小さな公園がある。
ソメイヨシノの故郷らしく,公園のあちらこちらが桜のモチーフに彩られている。
植木の里 染井
駒込史跡めぐり
豊島区染井は染井吉野で知られた植木の里として有名です。
染井の植木屋は、植物の交配を重ねる中から多くの新品種を生み出し、また、植物栽培に関する多数の植物を残した技術者でした。
この植木屋の始まりは、染井通りに沿って柳沢家下屋敷(六義園)や藤堂家下屋敷などの大名屋敷があり、これらの広い庭の手入れにかり出された近隣の農民達であったと言われています。
染井植木屋の反映は江戸時代中頃以降で、藤堂家に出入りした伊藤一族の活躍などでツツジやサツキなど花木類の名所となりました。
しかしながら、発展繁盛した植木の里も昭和初期には衰退し、その面影さえなくなりつつあります。少なくなったとはいえ先人達の残した緑は往時を偲ばせています。わたしたちは、その思いを大事に、緑を大切に育て見守りたいものです。
もちろん公園にはソメイヨシノが植えられている。
3月下旬,東京都心の満開宣言から一週間がすぎていたが,冷える日が続いたこともあり桜はまだまだ見頃だった。