鳩も暑いよ

 不忍通りから不忍池辯天堂へ向かって,不忍池の畔を歩いていた。
 じっとしていても暑さで汗が流れる猛暑の日。

 ふと気がつくと,日陰に鳩たちが集まっていた。体温が高い彼等もさすがに暑くて日陰で涼をとっているのだった。ヒトも鳩も考えることは同じなのだと親近感を覚える光景だった。

 この日陰の鳩たちを見て思い出したのは,少し前にSNSで話題になった写真のこと。豪雨の日,奈良公園の鹿たちが軒先に集まって雨宿りをしている写真だった。

 同じ瞬間に同じこの世界身を置く生きとし生けるもの。ヒトだろうと他の動物だろうと同じ自然現象を掻い潜って生き延びなければならない仲間なのだなと,改めて思ったりしたのだった。

涼をとる鳩(2023-08-02)
涼をとる鳩(2023-08-02)
涼をとる鳩(2023-08-02)
涼をとる鳩(2023-08-02)
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昭和レトロの麦茶ポット

 大学2年の夏だった。
 幼い頃から実家で使っていたような麦茶用のボトルが欲しくなって,暑い中,自転車に乗って店を探して町を走り回った。
 大学のために下宿していた街で,基本的に街のことはサッパリ分からない。雑貨屋さんぽいところへ行けば良いのだろうか?

 30分くらい走り回って,何故か辿り着いた古本屋街の日用雑貨店でこのポットを見つけ,正に探していたイメージにピッタリだと喜んで,探し出せた成果に満足して買って帰ったのだった。

 その夏から40年。今年もこのボトルは麦茶を冷やすために活躍してくれている。
 今となっては貴重な「昭和レトロ」の日用品ではないだろうか。

象印のガラスピッチャー
象印のガラスピッチャー
象印のガラスピッチャー
象印のガラスピッチャー

 今でも象印のピッチャーなんてあるのだろうかと検索してみたら,正にこの製品の画像が出てきた。赤と黄色のデザインもあったようだ。言われてみれば,確かにこれを購入したとき幾つかの選択肢があったと思う。私の中では緑の葡萄柄一択だったので,他のデザインのことは忘れていた。
 メルカリ等しか見つからなかったので,今ではもう製造販売されていない製品なのだろう(当然)。

象印フリーザーポットTP-1000 ガラスピッチャー 葡萄柄 1ℓ 耐熱ガラス PG69

 製品名はこのように書かれていた。耐熱だったんだ?

 最近の製品の方が使い勝手も良いのだろうが,私はこのデザインが本当に気に入っているので,ずっと使い続けるつもり。
 割らないように気をつけないと!

象印のガラスピッチャー
象印のガラスピッチャー
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