夏というのは良くも悪くも強烈な季節だ。
猛暑に参っては夏なんて永遠に来なくて良いと思うし,過ぎ去ろうとすればホッとしながらも一抹の寂しさを感じずに済ませるのは難しい。
たぶん,どんなに暑さが辛かろうが,夏の風景は美しいのだ。
青い空にダイナミックな積乱雲,暑さをものともせずに咲き誇る色鮮やかな花。
猛暑に疲れクラクラしながら歩いていても,百日紅が咲いていれば救われた気分になる。向日葵が咲いていれば明るい気分になる。夏という激しい季節を謳歌する彼らの生命力が,ヒトにも伝わってくるのかもしれない。
百日紅よ向日葵よ,一夏の元気をありがとう。