実家には茶筒をはじめ様々な桜皮細工製品があったから,角館の桜皮細工には幼い頃から親しんできた。
そんな慣れ親しんだ落ち着きと安心を求めて,一人暮らしをするようになってから自分のために少しずつ桜皮細工製品を集めて身のまわりに置いてきた。
茶筒に茶さじ,茶托,靴べら,楊枝入れなどなど。
でも実は角館をしっかり観光したこともなかったし,桜皮細工の知識もなかった。随分昔に一度訪れたことがあったが,その時は大雪で街全体が雪に埋もれている感じで雪景色を見ただけだったのだ。
この秋初めて時間をかけて角館を訪れ伝承館も見学できた。
一番心に残っているのがこの「桜のあかり」。
桜皮細工に明かりを通すとこんな美しい赤になるのか!
説明札には「株式会社 くさ忠」と書かれている。
こういうスタンド,どこかで売っていないかな。
心に留めて探してみたけれど見つからなかった。
ネットで検索するとオークションならあるみたい。
ちょっと欲しいな。
夜の間接照明に。