映画『駅馬車』を鑑賞したのをきっかけに,同じジョン・フォード監督によって製作された映画『怒りの葡萄』も見てみようと思い,それに先だって約40年前に読んだ『怒りの葡萄』を再読した。これについては現在備忘録を書いている。
その後,完結し現在アニメ第2期放映中の『その着せ替え人形は恋をする』を通読。気軽に楽しめるコミックだが,実は分からない言葉が色々出てくる。最終巻以外は既読だったのでそういった言葉,例えば「たゃ」とか「くゅ」って何!?などと調べながら読んだ。人々の趣味が細分化している最近では,自分が知らない趣味の世界の言葉などは全くわからないことになっているようだ。
現在は 『テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン) (集英社学芸単行本)』を読んでいる。優しく書いてあるようだが私には馴染まない用語も多く出てくるし,理解するためにゆっくり読んでいるため時間がかかりそう。
8月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2239
ナイス数:43

約35年ぶりの再読。以前読んだ時は,単に鬱々とした暗い物語のように思われたが,ジョード家を中心に,土地を追われカリフォルニアに夢を見る人々の心の強さや 厳しい現実が実にリアルに書かれており,今回は退屈とは思わなかった。ジョード家が中心だが,その周辺にいる無関係な人々や,アメリカの歴史なども織り交ぜて書かれており世界観を理解する手助けになる。以前はそれも単なる退屈な章だと思って読んだのだと思う。人生経験や知識は物語を読む頭に奥行きと理解力を与えてくれるのだとありがたく思いながら読み進んでいる。
読了日:08月10日 著者:ジョン・スタインベック

カリフォルニアに着いたジョード家を待っていたのは果実を摘んで家を持つ生活とはほど遠い浮浪生活。移民は憎まれキャンプは焼き払われ,国営のキャンプへ行っても仕事は無い。ケーシーにもトムにも過酷な未来が待っていた。一家は最後まで安住の地を見つけられない。1930年代のアメリカが舞台で約100年前だ。トラクターに追われたジョード家はAIに仕事を奪われることを恐れる現代人と重なり,資本主義社会の構造は100年前も今もそれほど変わっていないと思わされた。結局のところ,主人公はトムではなく母親だったのではないかと思う。
読了日:08月16日 著者:ジョン・スタインベック

2022年2月及び2024年6月に読了。最終巻を読むために1巻から再読。ずっと振り回されている感じの新菜君も,ひたすら真っ直ぐで嫌味が無い海夢も,物語を知っていても安心して何度でも読んでいられる。
読了日:08月17日 著者:福田晋一

2022年2月・2024年8月に読了しているが,最終巻を読むために再読。おじいちゃんが腰を傷めて留守,テストが近い環境で2週間で衣装を作らねばならないと絶望し泣きながら衣装を作る若菜。初めてのコスイベ。雨の日に五条人形店を訪れた少女。
読了日:08月17日 著者:福田晋一

2022年及び2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。雨の日にやってきたジュジュ(乾紗寿叶)によりスタジオやカメラなど世界が広がる。新しいコスプレ衣装のために海夢の部屋でアニメを見たり海に行ったり,新菜の世界も広がる。
読了日:08月17日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。五条君がユザワヤへ布を買いに行く場面から。ジュジュ姉妹との撮影イベントを通してテーピングや肌色コントロール,男装など新たな知識を獲得していく。知らないことが多くて面白い。
読了日:08月18日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。夏休みの話。服を買いに行ったり夏祭りに行ったりホラー映画を見たり。コスプレは露出が多いキャラが続き,ギザギザ歯の作り方など。海夢がスタジオと間違えてラブホを予約するハプニングも。
読了日:08月20日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。水族館であまねさんと出会って,おっぱい装着など女装について学ぶ。「月夜野カンパニー」ではバニーガールのコスプレ。バニー服に悩む五条君に宇佐見さんがボーンを入れるアドバイス。最後はクラスメイトとのハロウィン。
読了日:08月20日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。ハロウィンの夜のカラオケから文化祭の男装コスプレまで。現実世界でここまで幸せな環境はないだろうなどと思いつつ読む。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。丸々1巻文化祭の麗様コスの物語。ウィッグの生え際作りや男性らしい立ち居振る舞い,レインボーローズの作り方など。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2022年・2024年に読了しているが,最終巻を読むために再読。丁度先日アニメでやっていた海夢が太って,一眼レフカメラとルーズソックスを手に入れたところ。造形に興味を覚えた新菜が海夢推しの旭さんと出会い,『棺』合わせの話が出る。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2024年に読了済。最終巻を読むために再読。ジュジュと心寿も参加して『棺』合わせ。妹のためなら嫌なことでもやるジュジュ。旭が海夢と一緒にいられない理由。電車が止まってお泊まりになった夜。何もなくて悩む海夢は告白しようかと悩む。『棺』合わせの小道具作りで新菜は旭さんから色々教えてもらい幸せそう。「誰もがサプライズで喜ぶと思わないで下さい」というジュジュには心底共感する。悪いことばかりじゃなかったようだけど。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2024年6月に読了済。最終巻を読むために再読。涼香やジュジュたちとの『棺』合わせ。『棺』はキャラが多すぎるし全員シスターだしコスプレで顔が変わっているので,誰が誰だが把握できなかった。ジュジュの心に変化があったのは良かった。冬コミの話になり新菜は造形物のキャラをやりたいといい,海夢は『天命』の天使様(ハニエル)を選ぶ。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2024年6月に読了済。最終巻を読むために再読。ハニエルコス製作で頭がいっぱいな新菜とクリスマスに夢見る海夢。ハニエルの布選びは難航。海夢はクリスマス勝負下着を買う。下着ショップの店員さんの勝負下着論がすごい。海夢はダウンを着た新菜に惚れ惚れ…。新菜は慣れない服装に緊張し,途中で出会った村上君にラーメンをおごられる。クラスメイトがよく出て来るようになって覚えられない。海夢がっかりのクリスマスとおじいちゃんが語る職人魂,そして衣装完成。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2024年6月及び12月に読了しているが,最終巻を読むために再読。年末年始の物語。冬コミのハニエルであっという間に取り囲まれ大反響を呼ぶ海夢のコスプレ。お仕事業界からも注目され,涼香たちに助けられて色々な場面を乗り切る。注目される海夢に嫉妬する新菜,意外と醒めている海夢。友達に服を作ってもらったと聞いて飛び上がって謝りに行く海夢の父。海夢のお父さんかわいい。
読了日:08月21日 著者:福田晋一

2024年12月に読了済。最終巻を読むために再読。 原作者を含め絶賛し,業界大手がハニエルコスのレイヤーを探している。雛人形業界は繁忙期に入り,新菜は土日の作業ができなくなる。雛人形展で従姉妹と昔近所に住んでいた,新菜のトラウマを作ったのんちゃんに出会う。考え込む新菜は偶然会った宇佐見さんと話をし,のんちゃんとも仲直り,海夢にも嫉妬を謝り告白して帰ろうとする。海夢の喜び方が彼女らしすぎ。海夢は自分の好きなコスの世界を自覚する。
読了日:08月22日 著者:福田晋一

前巻後半で付き合うことになった若菜と海夢のその後。クラスメイトたちは「何を今更?」的な反応。新菜もすっかり海夢の仲間たちに溶け込んでいる。3月生まれの海夢(5日)と新菜(21日)の桜の下での合同誕生日会。名前で呼び合うのはまだ難しい。春になって心寿ちゃんの初コスプレ,ハニエルの姫は結局誰だったか分からず仕舞い。夏が来て2回目の海。時が過ぎて新菜は頭師として大成しテレビ出演。海夢はモデルとして活躍しながら家事も!後書きに書かれているように徹底的に「嫌な事が起こらない話」だった。
読了日:08月22日 著者:福田晋一
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