夏の間はあんなに度々多くの大気光学現象が見られていたのに,この秋は気温が下がるととたんに空も静かになった。
やたらと晴れの日が多く雲が少なかったせいかもしれない。
気象庁のサイトで確認したが,やはりこの秋の関東地方の日照時間はかなり多めだったようだ。
この秋は全国的に高気圧に覆われやすかったため,東日本太平洋側・西日本太平洋側・西日本日本海側・沖縄・奄美で日照時間がかなり多く,北日本日本海側・東日本日本海側・北日本太平洋側でも多かったとのこと。
特に東日本太平洋側・西日本太平洋側・西日本日本海側では,1946年の統計開始以降,秋として1位だったとのこと。
参考:
気象庁|報道発表資料 令和5年 秋(9~11月)の天候
薄明光線
最も一般的な大気光学現象だが,そもそも雲が少なかったので見る機会も少なかった。
薄明光線のまたの名は,光芒,天使の梯子,天使の階段,ヤコブの階段,ゴッドレイ,レンブラント光線など。個人的には天使の梯子かレンブラント光線の呼び名をよく使う。
日の出と共に薄明光線が見られるのはちょっとレアではないだろうか。
東の空しか見えないので確認できなかったが,西空では反薄明光線になっていたのだろうか。
反薄明光線
夏の間は時に毎日のように見えていた反薄明光線だが,秋は見る機会に恵まれなかった。
見たのはこの日一日限りだったが,いつも通りビーナスベルトと地球の影がセットで見えていた。
スカイツリーの蝋燭
太陽がどんどん低くなり,日の出位置が南へ移動する十月下旬。
太陽が東京スカイツリーの上空を通過していく。
東京スカイツリーという分かりやすい目印があるため,日の出位置と太陽高度が日々変化していく様子がよくわかる。