ガード下は浪漫

 ガード下という場所は漏れなくエモい。

 ここ新橋の高架下は賑やかだ。飲食店が入り人通りも車通りも多い。無骨な鉄骨の下にとても人間くさい施設がひしめいている状態がギャップ萌えだ。

新橋のガード下(2023-05-04)
新橋のガード下(2023-05-04)

 見上げると,工事の足場が組まれていたり,パイプが通っていたりと業務用無機質空間のようでいながら,通気口の網やその周辺の煤けた汚れ具合などに人間の営みと共に流れた時間の痕跡が刻まれて叙情的だ。

新橋のガード下(2023-05-04)
新橋のガード下(2023-05-04)

 そして,こことは真逆のガード下,郊外の人通りも車通りもなく商業施設とも無縁なガード下であれば,また異なった独特の風情がある。
 とかくガード下という場所はエモいと思う。