本の概要
- 『ペンタブと戦車』上下巻 完結
- 著 者:坂木原 レム
- 出版社:芳文社(まんがタイムコミックス)
- 発売日:2018/3/7・2018/4/6
2015年の夏。
擬人化戦車を描いているオタク絵師大学生,里見拓也はコミケ会場にいた。そしてそこから,当の戦車が現役で活躍している昭和14年,1939年のノモンハンにタイムスリップ。
拓也は絵と戦車愛を武器に?軍隊に溶け込み色々模索しながら生きていく。
意外と史実に忠実だが,歴史物ではなく,タイムスリップで先祖に会ったりするものの,特にタイムパラドックスものということもなく,たまにハチャメチャギャグのようでもあり,しみじみ人間ドラマでもあり,物語は四方八方に散らばりながら,最後はうまく収束し2巻で完結。
全2巻なので気軽に読めるし,味のある心に残る作品だと思う。
2巻の表紙は,武田大尉が買った拓也の絵,「俺たちのノモンハン」だ。読み終わって改めて眺め,本当に素敵な絵だと思う!
登場人物
- 里見拓也(さとみたくや) 主人公。武蔵川美大に通う大学生で,サークル「うみねこシグナル」で活動中。コミケ会場から過去へタイムスリップした。意外と逞しい。89式戦車を擬人化した女の子(ハク)の作者でHNはバターン半島をもじって「ばたあん」。
- 武田義三郎(たけだぎさぶろう)大尉 89式戦車を愛する陸軍士官。戦車第三連隊の中隊長。オタクの才能あり。
- 内藤軍曹 女装した武田中隊長が好み。
- 里見鶴之助(さとみつるのすけ)参謀大尉 拓也の曾祖父。
- うみねこ先輩(内藤翔太) 拓也のサークル仲間で日本画の院生。コミケ会場から拓也と同時にタイムスリップしたが,タイムスリップ先は拓也の2ヶ月前のソ連軍。男装の麗人が好き。内藤軍曹の双子の兄が翔太の曾祖父。
- シグマ先輩 拓也のサークル仲間。
- なるみ先輩 拓也のサークル仲間。
- ニコルスキー中尉(ニコルスカヤ中尉) ソ連第11戦車旅団。うみねこ先輩に現代日本のサブカル語をたたき込まれている。
- 佐久間スミ 陸軍少将の娘。拓也の曾祖母。ナース。