
by Canon PowerShot G9 X Mark II
幻日は,出現していても淡すぎて,明るい太陽に目が眩んでだいたい見逃してしまう。写真に撮るまで気がつかないことも多い。
でも今朝は,空を見た瞬間に「すご!」と思って,半分眠っていたのに瞬時にパッチリと目が覚めた。

時間が経って太陽の位置が高くなっても,幻日とハロは保たれていた。
早朝や夕刻に幻日を見かけることなら年に何度かある。六角板状の氷晶(板状の六角柱)が綺麗に並ぶと,頂角60度のプリズム効果で幻日が生じる。
22度ハロ(内暈)だけなら昼間に意外と頻繁に見られる。「こんな雲ならハロが見えているかも」と思って空を見上げると高確率で出ている。22度ハロは,雲の中の氷の結晶に太陽光が屈折して現れる。
幻日も22度ハロも太陽から視半径22度離れた位置に見える現象であることは同じだが,一緒に見えることは意外と少ない。今朝同時に見えていたのは,背景の薄い巻層雲に含まれる氷晶の形や層の条件が,たまたま良く整っていたためだ。




ウェザーニュースにも出ていた。
関東で早朝にハロや幻日 上空の高い所に薄雲が広がる – ウェザーニュース
