道行く人々でごった返す土曜日夕刻の秋葉原駅前。
喧噪の中にあるのは,秋葉原という非日常空間を楽しむ人々の興奮や熱気。何かしら交感神経が刺激されそうな雰囲気だ。
そしてここからほど近いJR秋葉原駅の京浜東北線と山手線のホーム。
つい今し方までその只中にいたはずのかまびすしい世界は,いったいどこへ消えて了ったのか。ホームにあるのは夜の静寂とうら寂しさ。煌々と照らす蛍光灯が,誰もいないホームをむしろもの悲しく見せているようにも思える。
こんな相反する風景の混在が,都会の風景の魅力の一つではないだろうか。