前回の記事,雨の団地の続き。
団地と言っても一様ではない。時代と共に建物は変わっていく。
緑地帯の中にエレベーターのない昔ながらの5階建てが並ぶ牧歌的なエリアから,しばらく歩くと最近風の高層マンション続くエリアに変わった。延々と連なる建物の様子はまるで屏風のようだ。
それなりに大きく育った木々が建物よりずっと低い。
おかげで視野はほぼ建物のベージュで占められ牧歌的とは言い難い。直線が溢れた風景は,幾何学的で整然とした印象を与える。
団地という同じ単語で表される建物だが,新旧で脳の中に随分と異なる刺激を与えてくれると思う。