『三体』を読む月だった。
かねてより気になっていた panpanyaさんの漫画は独特な世界で大変素晴らしく,別の本も読んでいるが読み終わるのがもったいなくてゆっくり読んでいる。
読んだ本の数:7
読んだページ数:2527
ナイス数:66
三体の感想
続きを読むために再読。 三体世界から送り込まれた2個の陽子,智子。人間と虫けら。
読了日:09月06日 著者:劉 慈欣
魚社会 (楽園コミックス)の感想
細かく描き込まれた絵と,日常と空想の狭間に填まり込んだようなシュールな物語で淡々と紡がれていく独特な世界。間に挟まれる1ページのエッセイ。自分の日常の中でもいつか感じたことがある感覚を異世界で発見するような1冊だった。
読了日:09月07日 著者:panpanya
三体Ⅱ 黒暗森林(上)の感想
物語は三体世界との対決が必須になった時代から始まり,登場人物もかなり入れ替わる。物語を構成するアイディアも斬新で,どんどん面白くなってきた。
読了日:09月09日 著者:劉 慈欣
三体Ⅱ 黒暗森林(下)の感想
時が流れて先の時代の人々は逝ってしまい,羅輯は185年間の眠りから覚めた。2世紀後の世界で史強と再会。また章北海も冬眠から目覚め,宇宙観「自然選択」に乗艦。物理学者の丁儀も冬眠から目覚め,三体世界からやってきた探査機の調査をする。根拠不明な楽観や突然の絶望の中で各々が危機回避と対峙していく。物語の構成や結末も面白かったし,時代による人間の違いの描写も面白かった。 しかし黒暗世界だとしたら,地球は既に地球の位置を示す銘板を乗せてボイジャーを外宇宙に飛ばしてるわけだが…。
読了日:09月14日 著者:劉 慈欣
三体Ⅲ 死神永生 上の感想
1巻『三体』が終わった頃,『三体II』と同じ時代から始まる。主人公は変わり,航空宇宙エンジニアの女性,程心。彼女も羅輯と同じく冬眠をし,未来へ飛ぶ。羅輯が100歳になった頃の未来へ。 性懲りも無く楽観的になりすぎたり,あっというまに考え方が変わったりする人類がアホすぎる描かれ方という気がするが,物語は面白い。どう結末を迎えるのか続きが楽しみだ。
読了日:09月16日 著者:劉 慈欣
三体Ⅲ 死神永生 下の感想
雲天明のおとぎ話の謎解きから始まる。人類は光速宇宙船の手掛かりを得るが,それが暗黒森林の中で大きな危険をはらむことも知り,危機回避の方向性を決めていく。しかし宇宙の高度な文明には様々な技術があった。次元の利用や物理法則の改竄,人工ブラックホールに異なる宇宙。古典的SFの概念でありながら最新のSFらしいアイディアが犇めいている壮大なスケールの物語であった。
読了日:09月24日 著者:劉 慈欣
睡眠と健康〔三訂版〕 (放送大学教材)の感想
放送大学基礎科目の教科書。ラジオ放送を何度か聞いたので教科書も買って読んでみた。ラジオ講座で得た睡眠の知識のおさらいになると共に,様々な資料を視覚的に確認できて良かった。快適な睡眠をとるための体の仕組みを最新の研究をもとに知ることができ,大変参考になる。
読了日:09月28日 著者:宮崎 総一郎,林 光緒
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