『無職転生』を読み終わった(Web版では完結済)。異世界モノの金字塔と呼ばれるだけあって大変面白かった。
だがラノベを沢山読むと,私は決まって格調高い文章に浸りたくなる。そういうわけで今回は森鴎外を読んだ。
かつて森鴎外が暮らしていた町で私が暮らしていることもあって,以前から森鴎外の作品を読んでみたいとは思っていたが,文章が難しすぎて無理と敬遠していた。高校の現代国語で『舞姫』を読んで絶望的に分からなかったので。だが少なくとも現在の私は高校生の頃よりは日本語が使えるようになったらしく,高校生の時よりは苦労せずに読めた。
『青年』は青空文庫版を読んだが,注釈がないと理解が難しい箇所(文語体のフランス語?のようなのが散りばめられている)が非常に多いので,現在読んでいるものが一段落したら,注釈つきを買って読み直してみようと思う。
『紛争でしたら八田まで』は,2巻〜3巻がウクライナの紛争解決の物語だったので読んでみた。1巻・2巻がkindleで無料になっていた(Kindle Unlimitedだったかも)ので読んだのだが,無料で入手できたのは2巻までだったため続きはWeb版で読んだ。
世界の知らない国々の地政学的事情が分かって面白いコミックだった。
『シメジ シミュレーション』はそのうちまとめて読み直そうと思う。つくみずさんは天才だと思う。
そういえば,以前この漫画を読んでオシロスコープを衝動買いしたっけ。どこやったかな(^^;?(オシロスコープは衝動買いするようなものではないが,個人で気楽に買えるお値段で売っていたので思わず興味本位で…。)
『大砲とスタンプ』は架空の世界のウクライナ周辺を舞台に描いた兵站軍の物語ということで,「読み直すなら今だ」と思って再読中。5回目の再読だが,何度読んでもとても面白い。
3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2102
ナイス数:53
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 24 (MFブックス)の感想
手分けしてミッションをこなすオルステッドカンパニー。ルーデウスはアリエルから派遣された戦士シャンドルとドーガと行動を共にする。冥王ビタとスペルド族。天才クリフ! ヒトガミはだからクリフを殺したかったのだろう。 剣神ガル・ファリオンに北神カールマン三世ことアレクサンダー・ライバック。事務所襲撃。総力戦の様を呈してきた,
読了日:03月02日 著者:理不尽な孫の手
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 25 (MFブックス)の感想
剣神ガル・ファリオンに北神カールマン三世ことアレクサンダー・ライバック。シャンドルとドーガの正体。北神カールマン二世ことアレックス・ライバックと三世との親子対決や懐かしいデッドエンドの戦いなど,ほぼ全巻が戦いに終始。鬼神とは和解したが,ギースと3人目の使途が残っている。
読了日:03月02日 著者:理不尽な孫の手
青年の感想
主人公の小泉純一は谷中の初音町に住まいを借り,行動範囲は上野から本郷・千駄木・谷中など。当時の町の様子が目に浮かぶように描かれていることが興味深く,主人公の他人を自尊心を保ちつつ他人を尊重するよう自分を律する純粋さには好感が持てた。 ただ,度々重要なキーワードがアルファベットで書かれた英語ではない単語(古いフランス語?)であったことに参った。明治時代の教養層とはこういった単語に慣れ親しみ使いこなす人たちだったのだろうか?
読了日:03月10日 著者:森 鴎外
舞姫の感想
仮名遣いも言葉遣いも古文と現代文の中間のようで難しく高校生の時は現代国語の教科書で少しばかり読んで諦めた作品だが,今一度読んでみようと思った。高校生の頃よりは読めるが,英語の本を読んでいるのと同じ程度の理解で読み進む感じだった。物語の筋はわかるが分からない部分は気にせず読み飛ばす感じ。 物語はただひたすら非常に救い難い。
読了日:03月11日 著者:森 鴎外
紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス)の感想
イギリスを出発しミャンマーへ。事件が解決したとたん今度はタンザニアへ。世界を股にかけ地政学的知識で紛争原因を突き止め爽快に解決していく地政学リスクコンサルタントの八田百合さん。世界の勉強にもなって面白かった。
読了日:03月11日 著者:田素弘
紛争でしたら八田まで(2) (モーニングコミックス)の感想
タンザニア事件を解決し,イングランドに戻ってビールに絡む事件を解決! そして次の依頼はウクライナ。今注目のウクライナについて知る機会にもなって興味深い
読了日:03月12日 著者:田素弘
バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)の感想
面白かった。兎にも角にも色々と読んでみたくなって困る。バーナード嬢はバカそうだが,何だかんだ言ってけっこう頭良いと思う。いや作者が頭良いなと思う。一番好きな本を挙げる話があったが「一番」って難しいと思う。
読了日:03月14日 著者:施川 ユウキ
アルテ 15巻 (ゼノンコミックス)の感想
アルテと母親との時間がこの巻の見所。色々擦れ違ってきた親子の,もしかしたら最後になるかもしれない時間だ。 そして舞台はカスティーリャ王国に移り,アルテはイレーネの兄カール5世に謁見する。
読了日:03月19日 著者:大久保圭
アルテ 16巻 (ゼノンコミックス)の感想
イレーネの宮廷画家として8年間働いたアルテは混乱に乗じてフィレンツェに帰ることを決意。カスティーリャの人々に別れを告げ,イレーネの配慮でつけられた護衛の傭兵たちと共にフィレンツェを目指す。 社会情勢の変化や当時の地中海の航海の様子などが興味深かった。次巻は2022年秋頃に発売とのこと。
読了日:03月20日 著者:大久保圭
シメジ シミュレーション 03 (MFC キューンシリーズ)の感想
街に起こる様々なおかしな現象。それを普通に楽しむしじまとまじめ。おかしなことを正そうと頑張る庭師さん。眠ることを止めて研究に没頭しているお姉ちゃん。自由研究で変な石を調べ始めるしじまとまじめ。 お姉ちゃんと夢の中へ行って何か謎がわかったようでわからない。益々シュールさが増して続きが気になる。つくみずさん天才だと思う。
読了日:03月20日 著者:つくみず
大砲とスタンプ(1) (モーニングコミックス)の感想
1巻を読むのは多分5回目くらい。 舞台が架空世界の黒海周辺ウクライナ辺りゆえ再読しようと思った。第1話の平和号の話からして物語が現実的な戦争の世界であることが明白で,物資の横流しや記者の接待なども架空の世界とはいえ非常に現実にありそうな話で引き込まれる。やはりこの作品は何度読んでも面白いと思った。
読了日:03月27日 著者:速水螺旋人
大砲とスタンプ(2) (モーニングコミックス)の感想
4度目の再読。 マルチナ中尉に昇進。コースチャ登場。野蛮連隊第一大隊の反乱騒ぎ。イイダコ高地への出張。ザミャーチン軍曹との出会い。ずっと出てくるんだよね,この人。そしてキリールとアゴゾコ観光しスィナンと出会う…。
読了日:03月28日 著者:速水螺旋人
大砲とスタンプ(3) (モーニングコミックス)の感想
5回目の再読。 アーネチカの北極刑務所暮らしやマルチナの帰省の話など。
読了日:03月28日 著者:速水螺旋人
大砲とスタンプ(4) (モーニングコミックス)の感想
5回目の再読。 キリールの命令で「存分に」憲兵隊と戦うマルチナ。キリールさんは世界的作家? 帝国出張に軍靴の調達。そしてキリュシキン元帥の来訪。
読了日:03月30日 著者:速水螺旋人
大砲とスタンプ(5) (モーニングコミックス)の感想
5回目の再読。 キリュシキン元帥の護衛に始まり,アーネチカが新兵さんを助けたり,アゲゾコスペシャル醸造所を捜したり,国債のノルマを達成するためマルチナが怪しい施設に入ったり,共和国を設立したり,赤紙ラジオの捜査をしたり。
読了日:03月31日 著者:速水螺旋人
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