静かな気持ちで本の中の世界に浸りたい気分だったので,気になっていた文学作品を中心に読み,細かい空き時間にコミックを読む感じの1ヶ月だった。
8月の読書メーター読んだ本の数:21
読んだページ数:2457
ナイス数:52
ハコヅメ~交番女子の逆襲~(1) (モーニングコミックス)の
感想 ほぼアニメ通りの内容だったが面白かった。そもそも交番のおまわりさんと刑事さんの何が違うのかもわかっていなかった。警察には確かに良い印象を持っていなかったりするが,このブラックで大変な職場で職務をこなしている警察官の方々ありがたいと思う本だ。
読了日:08月01日 著者:
泰三子ハコヅメ~交番女子の逆襲~(2) (モーニングコミックス)の
感想 この巻も全部アニメになったお話。痴漢の捜査や尾行,合コンに街中でのヤクザとの言い合いなど,どの話でもだいたい表紙の女性(藤部長)の腹黒さが大活躍。だんだん次はこの人何やるのと楽しみになってきた。
読了日:08月02日 著者:
泰三子ハコヅメ~交番女子の逆襲~(3) (モーニングコミックス)の
感想 ほぼアニメになったエピソード。UFOとか大麻の匂いとか似顔絵とか事件現場を再現する人形のブラジャーの話とか強面な捜査一課の話とか警察手帳の話など。面白かった。
読了日:08月03日 著者:
泰三子死の家の記録 (光文社古典新訳文庫)の
感想 ドストエフスキー自身の4年間のオムスク監獄流刑中に書いた『シベリア・ノート』を基に書かれた作品。作中の主人公は貴族のゴリャンチコフで,ドストエフスキーが政治犯だったのに対し,妻殺しでの10年の囚役と追放という設定になっている。
十九世紀ロシアの監獄や刑罰,民衆と貴族の関係,民衆が囚人に抱いている感情,ロシアという広大な国に住む多くの民族や各々の宗教観の関係などを読み解ける逸話が詳細書かれている。大作であるが,一気に読み進める面白さと迫力があった。
読了日:08月10日 著者:
ドストエフスキーふたりエスケープ: 1【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)の
感想 2巻と3巻を買ったので再読。酒飲んで現実逃避ばかりしてる二人をダラダラ見る感じで,2回目でも何も考えずに楽しめて良かった。2回目なので背景なども丁寧に見た。金沢とか福井の恐竜博物館とか行ってみたい気がした。巻末の二人が各々一人の時間も楽しく満喫している様子が楽しく微笑ましい。
読了日:08月11日 著者:
田口 囁一ふたりエスケープ: 2【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)の
感想 相変わらずのぶっとんだ馬鹿馬鹿しさにイヤされた。夏の室内に冬を作るとか,小学生になるとか,玄関前で野宿するとか。野宿の内容も流石!としか言いようがないバカっぷり。潔い。ダーツで決める運命に先輩の名言!
としまやのチャーシュー弁当食べてみたい。
読了日:08月11日 著者:
田口 囁一ふたりエスケープ: 3【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)の
感想 本巻も和みつつ一気に読んでしまったが,おそらく何度よんでも和むし笑うと思う。病気した先輩が後輩の懸命で困った看護に困ったり,おうちでお店を堪能したり,ダイエットしたり,先輩が編集さんと会ったり,パーティーに行ったり,クリスマスや花見を過ごしたり。クリスマスの準備をする先輩がキュートだった。
読了日:08月11日 著者:
田口 囁一お兄ちゃんはおしまい! (REXコミックス)の
感想 続き読みたかったので再読。なごむ。すばらしい。
読了日:08月12日 著者:
ねことうふお兄ちゃんはおしまい!: 2 (REXコミックス)の
感想 少しずつ一人でお出かけの訓練をさせられるまひろ。ある日スーパーへお使いに。美容院にも。温泉にも。登場人物が増える。突っ込んだら負け的物語なので,何が起こっても和めて面白ければOKだし,面白い。次巻からは更にお出かけの機会が増えそう。
読了日:08月12日 著者:
ねことうふお兄ちゃんはおしまい!: 3【イラスト特典付】 (REXコミックス)の
感想 中学生になったまひろ。もみじの友人である朝日や美夜とも仲良くなって意外と楽しく学校生活。まひろさんの自宅警備員力の低下が甚だしいのでは?
読了日:08月15日 著者:
ねことうふお兄ちゃんはおしまい!: 4【イラスト特典付】 (REXコミックス)の
感想 冬休みが終わって,まひろが風邪を引いたり,本屋でみよちゃんと出会ったり,バレンタインがあったり,まひろの誕生日があったりしながら過ぎて行き,2年生に進級し,新たなクラスメイト天川なゆたが登場。
読了日:08月18日 著者:
ねことうふ移動祝祭日(新潮文庫)の
感想 1921年12月,無名作家だったヘミングウェイはシャーウッド・アンダースンが書いてくれた,ガートルート・スタインやエズラ・パウンドへの紹介状を携え,妻のハドリーと共にパリに渡った。自由な気風がみなぎるパリには,当時アーティストを目指す多くのアメリカの若者が渡っていた。1925年に二人目の妻となるポーリーン・ファイファーと出会い『日はまた昇る』を書き始める頃までのパリでの出来事を綴る回想録。パリのカフェでの執筆生活や貧乏な暮らしを楽しむやり方,当時のカフェの雰囲気,食生活,多くの芸術家達との交流の記憶など。
読了日:08月20日 著者:
ヘミングウェイお兄ちゃんはおしまい!: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス)の
感想 中学2年生になり,なゆたという安心できる味方を得て,まひろは中学生活を普通に楽しむ。健康診断とか新しいブラジャーとかシール集めとか授業参観とかプールとか。
単なる日常なのに面白い。日常系のお手本のようだ。
読了日:08月22日 著者:
ねことうふお兄ちゃんはおしまい!: 6【イラスト特典付】 (REXコミックス)の
感想 梅雨時の髪の乱れ対策に家庭菜園,夏の教室とエアコン,学校怪談,水着選びに海,部屋の片付け,夏休みの課題と手芸など,中学2年生の日常が過ぎて行く。
読了日:08月25日 著者:
ねことうふ三四郎の
感想 森鴎外の『青年』はこれに触発されて書かれたと知り,こちらも読んでみた。明治の終わり頃の列車の中に始まる。乗っているのは23歳の三四郎。東京帝国大学に合格し,熊本から上京しているところだ。下宿に着くと母から挨拶に行くよう言付かっていた理科大学の野々宮を訪ね,大学の池の畔で美しい美禰子を見かける。主な登場人物は野々宮の妹よし子に,三四郎の学友である佐々木与次郎,与次郎の師である広田,画家の原口など。彼らの中で三四郎は学問について考え,美禰子への恋慕に苦しみ,人生を学んでいく。『青年』より長いが読みやすい。
読了日:08月25日 著者:
夏目 漱石或る少女の死までの
感想 明治44年の夏から秋。
駒込から谷中,根津辺りを舞台にした室生犀星の若い頃が題材になっており,根津のバーで争いに巻き込まれたり,借金取りに悩まされたりする中,二人の性格の良い少女の存在に心が救われる。詩人らしい物事の真を映し出すような描写にはじっくり聞き入る価値がある。今よりずっと人の命が儚い時代で死は常に特別なものではなかったのだと思わされる。
読了日:08月26日 著者:
室生 犀星お兄ちゃんはおしまい! 公式アンソロジーコミック (REXコミックス)の
感想 豪華キャストなアンソロジーでした。
読了日:08月27日 著者:
なもり,いずみ べる,しろまんた,原 悠衣,浅月 のりと,五十嵐 正邦,杜若 わか,川村 拓,小林 キナ,こめつぶ,すか,タダノ なつ,槌居,ねこうめ,藤近 小梅,森 みさき,結城 心一,優木 すずお兄ちゃんはおしまい! 公式アンソロジーコミック: 2 (REXコミックス)の
感想 豪華メンバーによる気軽に読める短いアンソロジー集。下ネタちょっと多めだが罪がなくて面白い。クラスの男子二人,私も好きだ。
読了日:08月28日 著者:
黒田 bb,クール教信者,足立 いまる,五十嵐 正邦,御家 かえる,おかだ アンミツ,おにお,タダノ なつ,槌居,寺井 赤音,TOもえ,なもり,ねこうめ,原 悠衣,ミナミト,もりこっこ,ゆうち 巳くみ,ルッチーフ方丈記 (光文社古典新訳文庫)の
感想 本の構成は,以下の通り。
・訳者まえがき
・方丈記(現代語訳)
・エッセイ(移動の可能性と鴨長明)
・方丈記(原典)
・『新古今和歌集』所収の鴨長明の短歌
・『発心集』巻五、一三「貧男,差図を好む事」訳と原文
・図版
・解説
・年譜
・訳者あとがき
訳者の蜂飼耳氏による解説と現代語訳があるため,作品の背景および鴨長明自身の背景がわかってそれらを身近に感じられ理解しやすかった。
読了日:08月31日 著者:
鴨 長明ぱらのま 5 (楽園コミックス)の
感想 競艇場グルメ,新宿区の箱根山で駅弁三昧(いやそれ食べ過ぎでしょ),上野東京ライン邑久駅,西武池袋線で秩父。秩父鉄道で長瀞駅,浦山口駅(鍾乳洞とか湧き水とか神社とか)。バスタ新宿から勝沼へ。路地が楽しい飛騨金山。時刻表でタイムスリップ。館山。
読了日:08月31日 著者:
kashmir微熱空間 4 (楽園コミックス)の
感想 前巻までのお話すっかり忘れたよーと思いながら読んだけれど,何の問題もなかった。
お父さんの家族サービスでお出掛けとか,お父さんとお母さんの夫婦げんかとか,えあこんが壊れたとか台風の夜とか。けっこう物語が進んだ感。
読了日:08月31日 著者:
蒼樹うめ読書メーター