本の記録(2025-07)

 息抜きと和みが必要だったので,主にその需要を満たすコミックを読んでいた。『ヨコハマ買い出し紀行』は5年ぶりの再読だが,3回目か4回目くらい。日常的によく思い出している作品なので,登場人物たちはみんな身近で5年も読んでいなかったとは思えなかった。

 コミック以外では放送大学の教科書と眠れない夜に読んだ『檸檬』。
 『檸檬』は昔買った文庫本があったはずだが見つけられず,青空文庫からダウンロード。その後本を発見したので,梶井基次郎の他の作品も含めて読んでみようと思う。
 現在は『怒りの葡萄』を30年ぶりくらいに再読しており,これを読むのにしばらく時間がかかりそう。


7月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:1383
ナイス数:39

ヨコハマ買い出し紀行 5 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 5 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。アルファさんが見る風景,夕映えに浮かぶ伊豆半島にリラックスした富士山。横浜への買い出しとムサシ訪問。ココネさんのマルコへのメッセージ配達。ココネの同僚シバちゃんが初登場。「かんぱち辻の茶」。子海石先生の船が誕生したお別れの朝。ターポンのような形をした不思議な船だ。深く船とつながるアルファさん…。ミサゴとマッキ,アヤセとカマス。時間旅行ができるアルファさんのカメラ。
 巻末にアルファさんの家とタカヒロ&おじさんの家の見取り図が載っている。
読了日:07月01日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 6 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 6 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。「空気中につきだした地面の出っぱりになる」アルファさんの散歩。そんな感覚で大地の一部になってお散歩してみたいと思う。
 おじさんと見上げるターポンと,ターポンから下界を見る室長。偶然が生んだアルファさんとマッキの出会い。空から見ているだけの室長に,岸から川を眺めているだけみたいなアルファさん,同じだ。ロボットについて調べるココネ。何度読んでも「人ってなんか根っこの方が光とか音とかで動いてんじゃねえかって思ってんだけど」という言葉がひっかかる。トンネルを歩くアヤセ,牛乳を入れるお酒とアルファさん。そして子海石先生のマーク。子海石先生はとても印象的なキャラクターだし,このマークも印象的。
読了日:07月01日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 7 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 7 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。空を飛ぶ夢と霜が降りた朝。また春が来て,オーナーと過ごしたお店ができた頃を思い出すアルファさん。カフェアルファにやってきた子海石先生「考えてみればアルファさんと私ってさー親戚みたいなもんなのよね」。アルファー室長は空の上で今も「見て歩く者」のペンダントをつけている。ずっと同じアクセサリーをつけ続けるって素敵だ。
 崖から落ちてカメラをなくしたアルファさんの行動と静かな表情がとても切ない。登場することはないオーナーがアルファさんにとってとても大切な存在だとわかる。
 ココネと思うように仲良くなれない丸子。夏の日の夕立。お店が飛んでいった台風。13歳になったタカヒロにバイクを預けてアルファさんは旅に出る。カメラの件でアルファさんがオーナーの記憶を大切にしていることが身に染みた後なので,台風の後のアルファさんのショックは想像にあまりある。
読了日:07月02日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 8 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 8 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。アルファさんの1年間の旅の物語。鎌倉に始まって海老名のうなぎ屋,厚木空港でのナイとの出会い。子海石先生の船の時のようにナイの飛行機とも一体化してしまう彼女。昔の街の記憶を残す街路灯の木の風景。ココアパウダーがかかったような富士山の麓でのトウモロコシ屋台。丸子はナイの写真を受け取りアルファさんを見て嫉妬する。日野の台地から見るムサシノの野火,そして帰郷の道。
 大きな柿に大きな栗が不思議な終末世界だ。
読了日:07月02日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 9 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 9 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。1年の旅を終えアルファさんはゆっくり家に帰る。途中で寄ったガソリンスタンドではタカヒロが大根を売っていた。台風で壊れた店をゆっくり再開。まずは魚の風見鶏,屋根,よしず。
 遊びにきたココネは子海石先生からA7M1機のお姉さんの話を聞く。えび茶色の髪を目をした少し年上に見える子海石アルファ。彼女は青い物が好きで服が嫌いだった。
 マッキの名前は真月。マッキはカマスに懐かれる子なのだった。
読了日:07月02日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 10 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 10 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。冬に向けて床も壁もDIYするアルファさん。近所の廃屋から集めてきた廃材で再建したカフェアルファは,廃船風?の良い雰囲気に。
 お社の木の上を通るナイの飛行機。アルファさん初めての雪。そしてある日,ガソリンスタンドの大根の横で店開きをしていたアルファさんのところに丸子が訪れる。「会っていろいろチクチク言ってやるつもりだった」と。会ったこともない人物を嫌って意地悪な感情をもよおすほど,この世界のロボットのひとたちは人間っぽい。
 ロボットのレコードを聴くココネとシバちゃん。ターポンで水浴びをする室長。パワーヒマワリ。カマス使いの舎弟候補になったマッキ。
読了日:07月02日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 11 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 11 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。廃屋巡りでDIYの材料集めをし,ついにお店再建。最初にやってきたのは丸子とココネ。珈琲豆が手に入らず,最初で最後の珈琲二杯。嫌味な態度の丸子にピシッと言いたいことを言うアルファさんがカッコイイ。
 水探しをするアルファさんの後ろに白いキノコのような何か…。ターポンは六年間南半球へ。先生もアヤセもアルファさんも空を見上げる。
 南国が見える「超黒糖」に涙するアルファさん。変な気配の山道を歩くアヤセ。街灯の木の柔こい四角いビルのような何か。ここにも白いキノコのような何か。丸子と地図と超黒砂糖。西へ旅立つタカヒロ。
読了日:07月03日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 12 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 12 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。
 アルファさんのお客さんかが来ない日。ココネとシバちゃんのお気に入りの場所。アルファさんが赤いピアスと仕事着,髪のリボンをもらった時のこと。「一緒に行くか?」と聞かれたけれどアルファさんは家に残った。後悔はしなかったのかな。
 タカヒロがガソリンスタンドの前を飛ぶ日。初日の出と仕事をしたいマッキ。ひとり者のプロ,子海石先生。バイクに乗るマッキ。街で出会った丸子。みんなの時を岸で見ているアルファさんは時々悲しい。アルファさんが買い物に行く街は衣笠。今の横須賀のようだ。横須賀は北の方へ移動した。
読了日:07月03日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行(13) (アフタヌーンコミックス)ヨコハマ買い出し紀行(13) (アフタヌーンコミックス)感想
 5年ぶりの再読。海辺の高台じゃなく波打ち際のカフェになったカフェアルファ。おじさんと西瓜の時間。マスターの車のエンジンのこと。カマス使いにならないことを決めたマッキ。6年ぶりに元通りになったカフェアルファ。マッキとココネのはじめまして。流星雨の夜。
 白いモノは水の景色が見える場所にいるとアヤセは思う。人間の生活の思い出が特別扱いされる不思議。アヤセは初瀬野先生と知り合いなのだ。スカイタワー西東京の横を通るココネ。一人より誰かといる方が好きになったアルファさんを,おじさんはガキんちょ扱いするのだった。優しい時間。
読了日:07月03日 著者:芦奈野ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 14 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 14 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。マッキはムサシノ運送で働き,おじさんは畑でトマトやオクラを作る日々。子海石先生は「見て歩きよろこぶ者」をアルファさんに託す。ターポンは北半球に。人の記憶をたどる灯で真っ青になった地上を室長は見下ろす。「私」は十なん年ぶりにカフェアルファへ向かう。シバちゃんは異動し,マッキはムサシノ運送を退職,浜松のタカヒロのもとへ。数年が過ぎマッキは娘のサエちゃんを連れて里帰り。更に時が流れ,丸子は横浜で珈琲豆を売っている。豆を買ったアルファさんは,ココネが待つ家へ帰る。夜が来る前の束の間の夕凪の時代に。
読了日:07月03日 著者:芦奈野 ひとし

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 1 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 1 (アクションコミックス)感想
 続きを読もうかと再読。エルマがスイーツ好きの大食いすぎてダメダメすぎる物語。ランチ・合コン・社員旅行・お祭り・デスマーチなどなど。
読了日:07月05日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 2 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 2 (アクションコミックス)感想
 弁当を作ったり泥棒を捕まえたりラーメンを食べたりプールへ行ったりトールと外食したりボーナスを使いまくったりする。だいたいイルルがエルマより優秀である。
読了日:07月08日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 3 【電子コミック限定特典付き】 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 3 【電子コミック限定特典付き】 (アクションコミックス)感想
 カンナやイルルと動画を作ったり,アイスを食べに高知へ行ったり,お化粧をしてみたり,映画を見ながらやるべきことを勘違いしたり,会社の飲み会を企画したり,ナンパされたり,かき氷を作ったり,食レポを書いたり。
読了日:07月11日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 4 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 4 (アクションコミックス)感想
 秋の味覚,断食道場,クリスマスの会社,節分豆撒きと鬼退治,社内恋愛?,新入社員面接,動物園のエルマ,エルマとファフニールとゴミ拾い,小林さんの昇進。
読了日:07月13日 著者:カザマアヤミ,クール教信者
小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 5 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 5 (アクションコミックス)感想
 アジフライを食べる表紙のエルマさんが幸せそうすぎる。トールと自動車免許を取りに行ったり,新入社員教育に悩んだり,ルコアと会席料理を食べに行ったり,キノコを食べて赤ちゃんに戻ったり,イルルとタケの夏バテ解消に尽力したり同僚の脇田さんを猫カフェで元気づけたり,カンナの遠足用お弁当を考えたりする。
読了日:07月15日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

檸檬檸檬感想
 人生何度目かの再読。眠れない夜に突然思い立って読んだ。「いったい私はあの檸檬が好きだ。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も」この表現を読みたかった。
読了日:07月15日 著者:梶井 基次郎

宮沢賢治と宇宙 (放送大学教材 8248)宮沢賢治と宇宙 (放送大学教材 8248)感想
 宮沢賢治の生い立ちや性格・思想,彼が生きた時代の背景などを学んだ上で作品を読み解き,更に現代の天文学と結びつけて考察していく。天文学に関しては2020年代の最新の情報まで得られ,文理両方の知見が深まり大変興味深く面白かった。難解すぎる宮沢賢治作品を紐解くガイドラインにもなり,今後様々な作品を読んでいく楽しみができた。  しかし誤植が多すぎる。教科書なのだから間違いはもっと減らしてほしい。
読了日:07月16日 著者:谷口 義明,大森 聡一

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 6 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 6 (アクションコミックス)感想
 服を着るのを忘れて出勤したり,回転寿司デビューをしたり,カラオケに行ったり,同僚とアフタヌーンティーをしたり,乙女ゲーをしたり,会社にファフニールさんがやってきたり,拾い食いして小さくなったり,ルコアさんと遊園地に行ったり,パンにはまったり。
読了日:07月19日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 7 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 7 (アクションコミックス)感想
 ハロウィンを堪能したり,アメリカンドッグの端っこをプレゼンしたり,カンナ達が職場見学にやってきてSEのお仕事を教えたり,宝くじに当選したり,サービスエリアを堪能したり,同僚の結婚式に列席したり,ルコアさんの惚れ薬を飲んだり,ファフニールさんとグルメマラソンに参加したり,大晦日に炬燵の誘惑を知ったり。
読了日:07月22日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 8 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 8 (アクションコミックス)感想
 同僚とスキーをしたり,洗濯機を買うことを決意して失敗したり,脇田さんのお料理を食べたり,お土産の有名店サブレが消えて疑われたり,政略結婚のために元の世界に戻ったり,会社の勉強会の講師をしたり,ぬいぐるみになったり,水族館へ行ったり,辰沢さんと川越に行ったり。
読了日:07月28日 著者:カザマアヤミ,クール教信者

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 9 (アクションコミックス)小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 : 9 (アクションコミックス)感想
 痛風が疑われたり,ビアガーデンを堪能したり,おばあ様(お姉ちゃん?)が遊びに来たり,茂部さんが産休に入ったり,暗井君に転職の相談をされたり,卵かけご飯を研究したり,引っ越しを検討したり,勤労感謝の日を楽しんだり,ピクシーからもらった木の実で幸福と不幸を体験したりする。
読了日:07月28日 著者:カザマアヤミ,クール教信者


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読書日記ランキング

本の記録(2025-06)

 宮沢賢治を読んで色々調べたり,コミックを読んだり。
 『ぱらのま』はようやく最新巻。春アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のせいで無限ループガンダム消費に陥ってしまい,後年のカイさんが当時を振り返る漫画を見付けて思わず買ってしまった。たまたまWebで見付けて読み始めた『おじ転生』は非常に面白い! ストーリーは面白く絵が綺麗,思わず止められない止まらないになってしまった。久しぶりにアルファさんに会いたくなったので,1日1冊寝る前にという感じで『ヨコハマ買い出し紀行』を再読中。


6月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:643
ナイス数:36

ぱらのま 8 (楽園コミックス)ぱらのま 8 (楽園コミックス)感想
 群馬・栃木・埼玉の三県境。田圃の中にあって一歩で三県を行き来できるらしい。
 裏砂漠風景が表紙にもなっているが,調布飛行場から行く伊豆大島。体重を量って席を決める小さな飛行機だ。伊豆大島には昨年行ったところだが,べっこう寿司を食べに入った店が同じだし,三原山お鉢周りで強風で死にそうになる場面は登場人物たちと現地での私の発言が悉く重なり,この作品が実に臨場感を持って描かれていることがよくわかった。
 あとはバスで行く長距離の旅,島作り(古事記&工作)と江ノ島。
読了日:06月03日 著者:kashmir

やまなしやまなし感想
 水の底に棲む蟹の兄弟の物語。水面の上からやって来るものがどのように見えるか,水の中にいるものがどのように見えるかを美しい文体で描き出す。独特な擬態語が楽しい。
 随分と考察されている作品のようなので,時間ができたら掘り下げてみたい作品だ。
読了日:06月11日 著者:宮沢 賢治

人間が生きているってこういうことかしら?人間が生きているってこういうことかしら?感想
 友人から送られてきたので読んでみた本。「かしら?」などという口語タイトルは,私だったら背筋がむず痒くなって決して手に取らないし読もうとしないと思う。だが,他人の感性で選ばれた本には新たな発見があるはず!と思って読んだ。
 生命科学者の中村桂子さんと在宅ホスピス医の内藤いづみさんの対談。学識ある二人が各々の観点から生命や人間,生きることと死ぬことなどについて語り合う。「対談」という形式が苦手なのでイマイチ頭に話が入ってこなかったが,特に中村さんの動物としての人間観には興味を覚えた。人間と蝶に共通する味蕾の話や「生きものの世界に差違はあっても格差と差別はない」という話も興味深い。しかしだからといって複雑怪奇になってしまった人間社会をどう変えればよいというのだろう?と思う。「脱炭素」という言葉への疑問は私も感じていた。
読了日:06月16日 著者:中村 桂子,内藤 いづみ

月夜のでんしんばしら月夜のでんしんばしら
 一語一語にこだわって調べながら,何度も再読中。当時の鉄道や電気のことを知って,少しずつ理解が深まってきた。
読了日:06月17日 著者:宮沢 賢治
『注文の多い料理店』広告文『注文の多い料理店』広告文感想
 イーハトヴについての説明や,童話集が賢治にとってのどういうものであるかが書かれ,童話集の中の作品について一言ずつコメントされている。作品をより細かく味わいたいならとても参考になると思う。
読了日:06月17日 著者:宮沢 賢治

『注文の多い料理店』序『注文の多い料理店』序感想
 これらの物語がどうやって賢治さんの頭の中に登場したか,心象スケッチとはどのようなものであるかがわかる序文。最後の文の「すきとおったほんとうのたべもの」という言葉にとても宮沢賢治を感じる。
読了日:06月17日 著者:宮沢 賢治

狼森と笊森、盗森狼森と笊森、盗森感想
 小岩井農場の北にある4つの黒い松の森,狼森(オイノもり),笊森(ざるもり),黒坂森,盗森(ぬすともり)と,そこへやってきた四人の百姓一家の交流の物語。人間と自然が折り合って共に暮らしてきた長い時間の流れを感じた。
読了日:06月17日 著者:宮沢 賢治
おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~(1) (サンデーうぇぶりコミックス)おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~(1) (サンデーうぇぶりコミックス)感想
 悪役令嬢転生ものにこんな発想があったとは。そして絵が綺麗だし物語のテンポも良く面白い! ついつい読み進んだ。
読了日:06月22日 著者:相葉キョウコ

おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~(2) (サンデーうぇぶりコミックス)おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~(2) (サンデーうぇぶりコミックス)感想
 《クロエ・デマントイドの華麗なる生活》なるゲームがあることを知った黒江。いよいよ前世が絡んでくる。そしてクロエ(黒江)を見守っている天使?の登場。面白さもテンポも変わらず続きも楽しみだ。
読了日:06月22日 著者:相葉キョウコ

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(1) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(1) (角川コミックス・エース)感想
 一年戦争から約半世紀が過ぎ,ズム・シティに《一年戦争記念館》がオープンすることになった。開館を3日後に控え,インタビューに呼ばれたカイ・シデン。案内係の女性ロゼ・ヤカモトと一緒にWB展会場を巡りながら,当時を振り返る。カイ視点の「あの頃」は興味深い! パイロットのテストやスレッガーとアムロやハヤト,カイのボーイズトーク,ハロのことなど。初代ガンダムをエンドレスで見たくなる。
読了日:06月25日 著者:ことぶき つかさ

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(2) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(2) (角川コミックス・エース)感想
 記念館の開館を前に,カイもロゼも不穏な空気を感じる。ジオン側では連邦に対しての反感が根強く,地球側は意に介していない。温度差を利用しようとしている者がいる? ミハルのエピソードが出てきたり,ジョブ・ジョンが登場したり,WB展示品の中に懐かしい物を見付けたり。
 振り返るだけではなく,結局は現在の社会状況の複雑さが主題になっているガンダムらしい物語だと思った。
読了日:06月27日 著者:ことぶき つかさ

ヨコハマ買い出し紀行 1 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 1 (アフタヌーンKC)感想
 アルファさんに会いたくなって5年ぶりの再読。
 おじさんにタカヒロ,ミサゴ,初日の出。夏が来て西瓜に夕立,先生との出会い,初日の出。初瀬野アルファさんに初瀬野さんからのお届け物。
読了日:06月27日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 2 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 2 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。ココネさんが配達してくれたのはオーナーからのカメラ。メッセージなどの伝達方法が独特だ。アルファさんはA7M2型機,ココネさんは汎用型のA7M3型。ミサゴと会いたいタカヒロはカマス飼い?のアヤセと出会う。 花火大会。先生とおじさんの過去とその続編。ちょっと切ない物語。
読了日:06月29日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 3 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 3 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。遊びに来たココネさん。お魚に飾られたアルファさんの部屋,月琴,ムサシノ高井戸でのココネちゃん。風が出会う北の大崩でアヤセと見たターポン。生きている水神さまにミサゴの一日。街灯が灯る時間帯。黄昏の時代の悲しくも穏やかな雰囲気が溢れている。
読了日:06月30日 著者:芦奈野 ひとし

ヨコハマ買い出し紀行 4 (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 4 (アフタヌーンKC)感想
 5年ぶりの再読。マッキ登場。学校もなくなった世界なのか,タカヒロはマッキのおじいさんに勉強を教えてもらっている。フナムシのヘロヘロ…。タカヒロとココネさんの初対面,二人で泳ぐ最後の砂浜。
 「しゃげしゃげしゃげ」って蝉の声かな? 故郷を感じようとするアルファー室長。アルファさんが作ったお魚のキーホルダーと,ミサゴに乗ってデータをとる若き日の子海石先生。カフェ・アルファのこと。アルファさんにちょっと素直になれないマッキが可愛らしい。
読了日:06月30日 著者:芦奈野 ひとし


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