小金井市の「江戸東京たてもの園」へ行ってきた。
10年も前から行こう行こうと思っていたのに,ようやく。きっかけは国立科学博物館で日本家屋の造りの展示を見たことだった。
日本の匠の技術に感心したところで,建物を見に行ってみようと。
お昼前に到着したので,まず食堂へ向かった。
園内の西の端にあり,食べた後に端から順に見学できて丁度良い。しかも小金井市に相応しく「武蔵野うどん」が食べられる!

食堂は店蔵型休憩棟の2階にあり,建物は「下町中通り」の街並みに合わせて展示の建物と雰囲気が一体化している。店の前に看板が出ているので食堂だとわかる。
店の隣は「武居三省堂」で,その隣は「花市生花店」。

1階は無料休憩所になっており,2階が食堂だ。

食券を買って席に座る。
窓からの風景もタイムスリップしたみたいだ。

10月初旬でまだまだ暑かったので,冷たい山菜うどんを頼んだ。
こしがあってつるっとした武蔵野うどんは冷やして食べても美味しい。満足だ。


テーブルにひとつポツンと置かれた七味入れが可愛かった。
この素朴で飾らない雰囲気が素敵だ。

厨房は如何にも昭和の食堂といった感じ。
赤い冷蔵庫がレトロで良い味を出している。

食べ終わった頃,丁度時計が鳴って正午を告げた。
こんな柱時計も昭和の時代にはよく見かけたものだ。懐かしい。文字盤の数字のフォントが読みやすくて美しいと思う。

店を出て看板と隣の三省堂を眺める風景。
東京都の銀杏マークってレトロに似合うなぁと思った。


この日は丹念に見学していたら展示の半分くらいしか見られなかった。
また行って,今度は温かい武蔵野うどんを食べようと思う。
