喧噪と静寂

 道行く人々でごった返す土曜日夕刻の秋葉原駅前。
 喧噪の中にあるのは,秋葉原という非日常空間を楽しむ人々の興奮や熱気。何かしら交感神経が刺激されそうな雰囲気だ。

秋葉原(2023-06-10 19:12)
秋葉原(2023-06-10 19:12)

 そしてここからほど近いJR秋葉原駅の京浜東北線と山手線のホーム。
 つい今し方までその只中にいたはずのかまびすしい世界は,いったいどこへ消えて了ったのか。ホームにあるのは夜の静寂とうら寂しさ。煌々と照らす蛍光灯が,誰もいないホームをむしろもの悲しく見せているようにも思える。

 こんな相反する風景の混在が,都会の風景の魅力の一つではないだろうか。

秋葉原駅(2023-06-10 19:45)
秋葉原駅(2023-06-10 19:45)
風景・自然ランキング

夏の土蔵

 六義園を訪れる度に楽しみに眺めるのがこの土蔵。
 冬枯れの枝の向こうに見える姿,新緑で柔らかに見える姿,紫陽花に囲まれた梅雨の頃。木々に囲まれた夏は,まるで森の中に佇む一軒家のよう。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)

 六義園を設計し作った人物は江戸時代の柳沢吉保(1659-1714)だ。
 第5代将軍徳川綱吉の寵愛を受けた柳沢吉保は,1695年に綱吉からここを拝領し,造園して下屋敷とした。綱吉も度々訪れたという。
 明治になって六義園は岩崎弥太郎によって購入され,土蔵が建ったのはその時代だったそうだ。非公開なので中を見たことはないが,階段は西洋風だとのこと。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)

 現在は姿を眺めるだけの土蔵だが,東京都建設局の資料を見ると今後活用も検討されるようなことが書かれていた。
 外から中を覗くだけでもいいので,この土蔵をもっと知る機会ができればと願っている。

六義園の土蔵(2023-08-17)
六義園の土蔵(2023-08-17)
風景・自然ランキング