雨の赤レンガ

 新橋からお茶の水にかけて続く明治時代の高架橋。
 秋葉原の万世橋からこの赤レンガアーチが続く風景を初めて見た時には,東京の風景とはこれほど趣あるものなのかと感動したものだ。

 脈々と続く赤レンガアーチはその場その場で風情ある風景を作っている。
 坂道と共に眺めるお茶の水,下町のような風情が漂う神田駅周辺。
 ここ日比谷駅近くでは,若者たちが闊歩し都会的な雰囲気が漂う。

有楽町(2022-07-16)
有楽町(2022-07-16)
有楽町(2022-07-16)
有楽町(2022-07-16)

 しとしと雨が降り続いていたこの日は,赤レンガも濡れて落ち着いた色合いだ。
 煉瓦の隙間から逞しく顔を出す植物たちが,雨に濡れてしっとりと美しかった。

羽村堰下橋(多摩川)

羽村堰下橋から見た羽村堰

玉川上水の羽村取水口のすぐ下流側の多摩川に架かる、
歩行者と自転車専用の橋が、羽村堰下橋だ。

この記事で歩いた部分を青線で示す。地図はクリックすると拡大して見られる。

羽村堰下橋は橋の両側ともに羽村市で、
橋の北東岸に、
多摩川から分水されたばかりの玉川上水(※)が流れている。

橋の上からは、羽村堰と羽村取水口がよく見える。

※ 玉川上水を遡って歩いた記事は下記にまとめた。
 → 玉川上水を歩く Index

羽村堰下橋

多摩川の上流方面には羽村堰の複雑な風景が広がる。

多摩川 上流側

下流方面には羽村大橋が見える。
羽村大橋は、羽村市とあきるの市を結んでいる。

多摩川 下流側

多摩川を渡る長い橋だが、
風景を楽しんでいるうちに渡り終わってしまった。
羽村取水堰あたりの川原には、水辺で寛ぐ人々の姿が見られた。

羽村堰下橋から見た多摩川

橋を渡ったところには、
羽村市郷土博物館と、
武蔵野の路「滝山・草花丘陵コース」の案内板があった。

このあと、多摩川を遡って河岸を歩き、
羽村市郷土博物館へ向かった。
川縁の道は緑豊かな気持ちの良い散歩道で、
歩きながら振り返ると羽村堰下橋の全景がよく見えた。

羽村堰下橋
羽村市郷土博物館へ続く多摩川縁の道