小さな家シリーズとの出会い
テレビドラマで知られる『大草原の小さな家』の主人公ローラのお母さん,キャロライン・クワイナー・インガルスの子ども時代の物語が,この7冊に渡るクワイナー家の物語だ。
私が『大草原の小さな家』の最初の1冊『大きな森の小さな家』を小学校の図書館から借りて夢中になって読んだのは1973年。まだ日本では福音館からこの本が出版されていただけで,『大草原の小さな家』は有名になっていなかった。
テレビドラマ『大草原の小さな家』の日本での放映は1975年から。
アニメ『草原の少女ローラ』の放映は1975年10月〜1976年3月。
いずれも私がシリーズの大ファンになって何度か本を読み返したあとのことだった。それゆえ私にとっては本こそが原点で,その後も翻訳・原書合わせて繰り返し読んできた。おそらく通して20回は読んでいると思う。
子供の頃はローラの視点で,大人になってからはキャロラインの視点で読み,更に年齢と共に蓄積してきたアメリカの歴史と照合しながら読み,何度読んでも新しい発見がある。
キャロラインと,キャロラインの母シャーロット,更にスコットランドからアメリカへ移住したシャーロットの母親マーサについて調べて書かれた物語があることを知ったのは,2000年代に入ってからのことだった。
キャロラインの物語は,キャロラインの姉マーサが書いた手紙に基づいている。
ローラは『大草原の小さな家』シリーズを書き始める前,伯母のマーサに子ども時代の話を尋ね,マーサはそれに応えて沢山の手紙を書き送っていたのだ。クワイナー家の女性達は長生きで,マーサはキャロラインが85歳で亡くなった3年後,90歳になる1927年まで存命している。キャロラインの妹イライザも89歳の長寿だった。
キャロラインの母シャーロットと祖母マーサについてはどのように調べたのかわからない。
これらの物語の存在を知ってすぐ,キャロラインの最初1冊だけ原書をアメリカから取り寄せて読んだのは,まだAmazonの日本法人がなかった頃だった。その後に翻訳本も最初の1冊『ブルックフィールドの小さな家』(2001年)だけ出ているのを知った。福音館から続編は次々に出版されたが,今は絶版になっていて図書館で捜すか古本を手に入れるしかなくなってしまった。当時のアメリカの生活がわかる大変素晴らしい本なのに残念なことだ。
クワイナー家はミルウォーキー付近へ定住した最も初期の家族のひとつだったのだ。
※ 当ブログはネタバレには配慮していません。
ブルックフィールドの小さな家
キャロライン5歳,ジョセフ12歳,ヘンリー10歳,マーサ8歳,イライザ3歳,トーマスは赤ちゃん。
お父さんを失ったクワイナー家が厳しい冬を乗り越え,翌年の6月にキャロラインが初めて学校へ通うようになるまで。
とても優しく美しい文章でありありと描いてあるため,キャロラインの大好きなホットケーキがこの世でもっとも素晴らしいご馳走のように思えた。飼っている豚やメンドリのこと,重労働で大変なお洗濯,街の喧噪の中で見かけた駅馬車や雑貨店の心躍る品々,心に残る素晴らしい誕生日祝いやクリスマスプレゼント,教会へ着ていくドレス一つでどんなに心が浮き沈みするものか,初めて行く学校がどんなに不安で楽しみなものか。
今よりもっとゆっくりとした時代だったせいか,開拓地であるせいか,日常生活の内容はローラの時とそれほど印象が変わらないのだが,キャロラインという全く違った個性を通して見る世界が新鮮だ。
十字路の小さな町―クワイナー一家の物語〈2〉
初めて行く学校の続きから。キャロラインは6歳〜7歳。
独立記念日のお祭り,畑を荒らす野生動物,湿地に実るベリーの実,ボストンから届いた夢のような品々。暖かな冬の1日。
キャロラインがおさげの先に結んだリボンを度々確認するのだが,私も小学生の頃,同じように髪のリボンがなくなっていないか触って確かめていたことを思い出した。
ローラの物語にもあったカエデ糖のことや教会のドレスのこと。ドレスの件でキャロライン姉妹と一悶着あったスザンナ&エスター姉妹とリボン・フープ。そして,コーデュロイ橋を通っていくサーカスを見た話,森のシロクマのこと。旅行鳩の大群が通る頃のこと。
最後に運命を変える手紙が届く。
大きな悲しみと「わが家」を知るキャロライン。
サンタクロースがアメリカに広がったのは,丁度この時代だったとのことだ。巻末の本間長世さんによる解説が素晴らしかった。
森の小さな開拓地―クワイナー一家の物語〈3〉
ジョセフ15歳,ヘンリー12歳,マーサ10歳,キャロライン8歳,イライザ6歳,トーマス3歳。
ベンさん父子とイライシャ叔父さんに手伝ってもらい,クワイナー一家は十字路の町ブルックフィールドをあとに,コンコードの森の中の丸太小屋へ引っ越しをする。
新しい土地で過ごす最初の1年だ。
新しく出会うのは,森の中の掘っ立て小屋で暮らすマイルズとウォリー兄弟,行商人のゾービーさん,近所の大地主ケロッグさん,そこで作男として働くホルブルックさん,巡回牧師のスピークスさん。
スピークスさんの話からゴールド・ラッシュの時代であることがわかる。ゴールド・ラッシュに興味を示したのはヘンリーとトーマスだったが,それが何故なのか,巻末の解説で井上一馬氏によって説明されていた。クワイナー一家を通してアメリカの歴史に触れることができ興味深い。
コンコード・ヒルの上で―クワイナー一家の物語〈4〉
キャロライン9歳,イライザ7歳。
何曜日に結婚するのがいいか ― 水曜日だ。シャーロットの再婚は1849年6月3日のことだったらしい。
ケロッグさんの指導力の下で発展していくコンコードの街の様子がつぶさに描かれている。ダムを造り製粉所を作る。
一方,金を探しにカリフォルニアへ向かう熱病が大流行。そしてコレラという本物の伝染病も。当時の社会でコレラは大きな確率で死をもたらすものであったと思われるが,ケロッグさんという素晴らしい隣人に恵まれ,コレラに倒れた一家は無事にコンコードでの2度目のクリスマスを迎えることができたのだった。
クワイナーのおばあちゃんとの再会の物語には心が温まった。
せせらぎのむこうに (世界傑作童話シリーズ)
キャロライン11歳,ジョゼフ17歳,ヘンリー16歳,マーサ14歳,イライザ9歳,トーマス7歳。
1851年9月,コンコードへ引っ越して来て3年が経過している。近所の人も増えて学校もできて,クワイナー家の住宅も板壁の立派な家になった。
キャロラインの将来に大きな影響を及ぼした出会いが二つ。川向こうに引っ越して来たインガルス家と,家に下宿することになったメイ先生との出会いだ。
また,農作物では小麦を作るようになり,近所の人たちがお互い助け合って農作業をする社会ができあがっている。都会育ちのメイ先生に説明する形で,小麦の脱穀の仕方や蝋燭や石鹸作りのことなども詳しく書かれている。
ブルックフィールド時代のお隣さんであるカーペンター家の人々との思いがけぬ再会や,大人になっていくジョゼフにマーサ。メイ先生が指導する学校での綴り方のゲームのことや,女の子たちが興味を抱く新しいブルーマーのファッションのこと,冬のサプライズ訪問のこと,奴隷廃止の気運の盛り上がりなど,当時の社会の日常が細かく描かれており,1851年〜1852年のアメリカ北部を感じながら読むことができる本だ。
湖のほとりの小さな町 (世界傑作童話シリーズ)
前作の終わりから4年の月日が流れ,1855年〜1856年。ミルウォーキーで大学生活を送る15歳〜16歳のキャロラインの9ヶ月が描かれる。
ミルウォーキーは大都会だ。新聞社を営むイライシャおじさんの家には,女中さんがいてガスが通り,エレベーターがついている。町にはガス灯が点り,朝は騒々しい都会の喧噪で始まる。キャロラインにとって何もかもが見知らぬ異なった世界なのだった。
イライシャおじさんは大変進歩的な考え方の人で,新しい物をどんどん導入し,女性にも教育や選挙権が必要と説き,日曜日は家族で演奏会を楽しんだりする。キャロラインは本当に驚くことばかりだ。
しかし,戸惑いながらもイライシャおじさんの家族に温かく迎えられ,彼女は街の舞踏会や初めての仕立屋で作るドレスなど,新しい経験を楽しむのだった。
キャロラインが通った大学は「アンクル・トムの小屋」の著者ストウ夫人の姉であるキャサリン・ビーチャー女史が設立したミルウォーキー女子大学。文学や数学,自然科学はもちろん,家政学や美容体操などの教育も行われる。お金持ちの令嬢が多く,キャロラインは服装や社交界など知らないことばかりで精神的に辛いことも多かったようだ。
そんな中でも心をしっかり保って「考えて、考えて、考えぬく」を実践し,よく勉強して優秀な成績で卒業した。彼女が卒業のときに書いた「海」という作文をできれば英文で読んでみたいものだと思った。
大草原の小さな家シリーズでは知り得なかった当時のアメリカ社会の違った側面を知ることができて面白かったので,キャロラインの大学生活が終わり物語が終わった時,ちょっと残念な気持ちになった。
ローラは『大きな森の小さな家』で,かあさん(キャロライン)は「大西洋側の東部で生まれ,東部の洋裁店で仕立てたモスリンの服を持っている」と書いているが,「東部」とはニューヨークやコネチカットではなく,ウィスコンシン州のミルウォーキーだったのだ。
二人の小さな家―クワイナー一家の物語〈7〉 (世界傑作童話シリーズ)
1857年5月4日,17歳になったキャロラインはコンコードの学校で教職を得て,翌日から働くことになっている。
マーサは19歳で,婚約しており,老婦人宅で家事の仕事をしている。
ジョゼフとヘンリーは成人して独立し,自分の農地を持っている。
幼いロティは3歳,イライザは15歳,トーマスは13歳だ。
前半は主にキャロラインの新米教師としての日々のこと。
1858年の独立記念日で,チャールズ・インガルスと再会する。
西部へ行きたいチャールズと,愛する家族の近くで地に足をつけて生きていきたいキャロライン。しかも有能な教師として職業に楽しさを見いだしているキャロライン。チャールズとキャロラインが結婚することは周知の事実だが,ローラシリーズでも垣間見たように,お互いの歩み寄りがかなり必要だったようだ。「わが家とは、心があるところ」をこの後の人生で彼女が実践していくことはローラの物語で明らかだ。
20歳に満たないキャロラインは学校で起こった問題を,悩みながらも見事に解決していく。教職はまさにキャロラインの天職と思われ,女性が結婚後も仕事を続けられる時代ではなかったことが,読んでいて残念だった。キャロラインがチャールズと結婚するのは1860年なので,その後教え子のジムを卒業させてあげられたのだろうか?
この先ローラやメアリイの良き教師にもなる彼女,この時代に大学を卒業するという希な経験をした教養ある彼女が母であり主婦であることは,開拓地でとても大きな力だったのではないかと思った。学校に行けぬ開拓地を転々としながらも娘達が高い教育を身につけるには,キャロラインのこの資質が必須だっただろう。
ローラが小さな家シリーズを書いたのは出版業界で活躍していた娘のローズあってこそのことだったが,同時に母キャロラインの教育も大きな役割を果たしたことだろう。キャロラインの教師生活を読みながら,それを強く感じたのだった。
ローラのおじさん・おばさんたち
このシリーズを読むことで得られる大きな収穫の一つは,キャロラインとチャールズの兄弟姉妹,つまり,『大草原の小さな家』シリーズに出てくるローラのおじさん・おばさんたちが身近になることだ。
キャロラインの兄弟姉妹はクワイナー家の物語に欠かせない人物だし,ローラの父親となるインガルス家のチャールズは勿論,キャロラインと親しかったチャールズの妹ポリーも物語に度々登場する。ご近所だったクワイナー家とインガルス家からは3組のカップルが誕生しており,ローラの物語に何度も登場するのだ。
ローラの物語に出てくるキャロラインの兄弟姉妹について触れておこう。
イライザおばさんとピーターおじさん
『大きな森の小さな家』では,クリスマスを一緒に祝うために,いとこのピーターとアリスとエラを連れて,イライザおばさんとピーターおじさんがやってくる。
イライザおばさんはキャロラインの3歳年下の妹で,ピーターおじさんはチャールズの3歳年上の兄だ。キャロラインは妹のイライザと一緒に学校へ通ったものだった。チャールズへの気持ちに迷っているキャロラインの背中を押し続けたのもイライザだった。
『大草原の小さな町』で,15歳になったローラが可愛らしい学友たちの姿を思い浮かべ,比べて自分の外観を気に入らず気を揉んでいたとき,キャロラインは何とか役に立とうと助言をするのだったが,ふと自分の学校時代のことを思い出してローラとキャリーに話す場面がある。
子供だったキャロラインとイライザは,ある日,耳を丸出しにして髪をひっつめて結ったまま学校へ行き,「耳を出すなんて大胆で女らしくない」と,みんなの前で先生に叱られたのだった。この話を聞いた日まで,ローラもキャリーも一度だってキャロラインの耳を見たことはなかったのだそうだ。
ドーシアおばさんとルビイおばさん
『大きな森の小さな家』では,メイプル・シュガーを作った後「じいちゃんの家のダンス」が催される。ローラは,ドーシアおばさんとルビイおばさんがダンスのために長い髪を艶々になるまで解かし,コルセットを絞り,お洒落をしているところを眺めている。
二人ともチャールズの妹だ。ドーシアはチャールズの9歳年下,ルビイは19歳年下。5歳のローラにとって「おばさん」でも,ドーシアは27歳,ルビイは17歳なのだった。
ドーシアおばさんは『シルバーレイクの岸辺で』の冒頭でミネソタ州のプラム・クリークを訪れ,ローラたちの一家がダコタ・テリトリーへ移住するきっかけとなる。ダコタ準州がノースダコタ州とサウスダコタ州として州へ昇格したのは1889年で,ドーシアに誘われインガルス一家がダコタの鉄道工事現場へ向かったのは,それより10年前の1879年のことだった。
『大きな森の小さな家』にいた頃は独身だったドーシアは,この頃は二人の子供がいる男性と結婚しており,ローラと仲良しだったレナはドーシアの義理の娘だった。
ロティおばさん
『大きな森の小さな家』の「夏の日」に,ロティおばさんがやってくる。ローラとメアリイはかあさんに巻き毛にしてもらい,ロティおばさんの到着を待つ。ロティおばさんは,「メアリイよりずっと大きな女の子」と書かれている。
ロティはキャロラインの末の妹だが,キャロラインの母が再婚した後に生まれた父親が違う妹で,キャロラインより15歳も年下。キャロラインがミルウォーキーの大学へ進学するための家を離れたときはまだ赤ちゃんだった。
ローラが5歳だった『大きな森の小さな家』へ訪れた頃,ロティは18歳くらいだった筈だ。
ヘンリイおじさんとポリイおばさん
『大きな森の小さな家』の秋の「刈り入れ時」で,とうさんとヘンリイおじさんはお互いに仕事の手伝いっこをする。ローラシリーズでは「ヘンリイおじさん」「ポリイおばさん」だが,クワイナー家の物語では「ヘンリー」「ポリー」という表記だ。
ヘンリーはキャロラインの4歳ほど年上の兄で,キャロラインをとても可愛がっていた。二人はたいへん仲の良い兄妹だったのだ。
ちなみにチャールズとヘンリーは1歳違い。ヘンリーの方が1歳年上。
チャールズの妹ポリーは,キャロラインより1歳年下で,キャロラインとはとても仲の良い友人だった。
ヘンリーとポリーは,チャールズとキャロラインより一足先に結婚しており,二人が結婚する話はクワイナー家の物語にも描かれている。
ヘンリーとポリーの息子で,大きな森の刈り入れの日に悪戯してスズメバチに襲われた従兄のチャーリイは,ローラより6歳ほど年上。その後『シルバーレイクの岸辺で』では,すっかり大人になって登場する。
『シルバーレイクの岸辺で』の「西部の始まり」シルバーレイクの工事現場で,ローラの一家は「ヘンリイおじさんとポリイおばさん」,従兄姉の「チャーリイとルイザ」と再会する。
キャロラインにとってヘンリーは仲の良い兄,ポリーは仲の良い友人。二人と再会できたキャロラインの喜びは大きなもので,チャールズはサプライズのためにヘンリーとポリーがシルバーレイクにいることを内緒にしていたと書かれている。
ヘンリーとポリーの一家は,シルバーレイクでお金をため,西部のモンタナへ旅立つことになっていたが,結局ブラック・ヒルズに留まり,ルイザだけが結婚してモンタナへ行ったということだ。
ヘンリーとポリーは二人とも短命で,ヘンリーは47歳,ポリーは46歳で亡くなっている。
トムおじさん
キャロラインの5歳下の弟のトーマスは,クワイナー家の物語の最初は赤ちゃんだった。『コンコード・ヒルの上で』で一家がコレラに倒れたとき,長兄のジョゼフと共に発病せず一家を看病した幼く優しい少年だった。
ローラの物語では『この楽しき日々』の春の季節,デ・スメットを訪れる。
キャロラインとそっくりな笑顔で,ローラは5歳の時のお祖母さんの家でのメイプルシュガーのパーティーを思い出す。静かな人だったので,ローラはこの時までトムおじさんのことを思い出すことがあまりなかったと書いている。
小柄で物静かで笑顔が優しいトーマスだが,荒くれ男たちの指揮をとって木材の運搬の仕事をしていた勇敢な人だったということだ。
また『この楽しき日々』でトーマスは,「ブラックヒルズに最初に目をつけた白人と一緒だった」と話しているが,これはクワイナー家の物語でゴールドラッシュに興味を持ったのは,長兄ではないヘンリーとトーマスだったと書かれていることを思い出させる。その後トーマスは,1874年10月に経験した西部での出来事を詳しくインガルス一家に語ったのだった。
トムおじさん(トーマス)がデ・スメットを発つ前日の日曜日の午後,ローラをこの春最初のドライブに誘いにやってきたアルマンゾは,家の中でローラと話をしていたトーマスを見てやきもちを焼く。「あの若い人は誰ですか」と聞いて,メリー・パオワーに大笑いされたのだった。
ローラとトーマスは23歳ほど離れているので,きっとトーマスは若く見えたのだろう。
キャロラインの家族のその後
1856年 ジョゼフ ナンシー・フランクと結婚
1859年 ヘンリーとポリー 結婚
1860年 キャロラインとチャールズ コンコードで結婚
1861年 ピーターとイライザ 結婚
1862年 ジョゼフ 死去(27歳,南北戦争シャイローの闘いで)
1864年? トーマス リリアン・ヒルと結婚
1865年 メアリイ誕生
1867年 ローラ誕生
1875年 ロティ ヘンリー・ムーアと結婚
1884年 シャーロット 死去(75歳)
1882年 ヘンリー 死去(45歳)
1886年 ポリー 死去(46歳)
1902年 チャールズ 死去(66歳,病死)
1903年 トーマス 死去(59歳,伐採現場の事故)
1924年 キャロライン 死去(84歳)
1927年 マーサ 死去(90歳)
1931年 イライザ 死去(89歳)
1939年 ロティ 死去(85歳)
(死亡年齢が明確でない人物は生年と没年から推定。1歳ずれている可能性あり。)
小さな家シリーズの覚え書き
ローズ・シリーズ
ロッキーリッジの小さな家 (ロジャー・リー・マクブライド作・谷口由美子訳)
オウザークの小さな農場 (ロジャー・リー・マクブライド作・こだまともこ訳)
大きな赤いリンゴの地 (ロジャー・リー・マクブライド作・谷口由美子訳)
丘のむこうの小さな町へ (ロジャー・リー・マクブライド作・こだまともこ訳)
オウザークの小さな町 (ロジャー・リー・マクブライド作・谷口由美子訳)
ロッキーリッジの新しい夜明け (ロジャー・リー・マクブライド作・こだまともこ訳)
講談社
Little House on Rocky Ridge (Little House Sequel)
Little Farm in the Ozarks (Little House, The Rocky Ridge Years)
In the Land of the Big Red Apple (Little House Sequel)
On the Other Side of the Hill (Little House Sequel)
Little Town in the Ozarks (Little House Sequel)
New Dawn on Rocky Ridge (Little House Sequel)
On the Banks of the Bayou (Little House Sequel)
Bachelor Girl (Little House Sequel)
ローラ・シリーズ
大きな森の小さな家
大草原の小さな家
プラム・クリークの土手で
シルバー・レイクの岸辺で
農場の少年
(以上,福音館書店から。ローラ・インガルス・ワイルダー 著・ガース・ウィリアムズ絵・恩地三保子訳。講談社青い鳥文庫および角川つばさ文庫からも出版されている。)
長い冬(上下)
大草原の小さな町
この楽しき日々
はじめの四年間
わが家への道
(以上,岩波少年文庫から。ローラ・インガルス・ワイルダー 著・ガース・ウィリアムズ絵・谷口由美子訳。)
Little House in the Big Woods (1932)
Farmer Boy (1933)?about Almanzo Wilder growing up in New York
Little House on the Prairie (1935)
On the Banks of Plum Creek (1937)
By the Shores of Silver Lake (1939)
The Long Winter (1940)
Little Town on the Prairie (1941)
These Happy Golden Years (1943)
キャロライン・シリーズ
ブルックフィールドの小さな家 (マリア・D.ウィルクス作・土屋京子訳)
十字路の小さな町 (マリア・D.ウィルクス作・土屋京子訳)
森の小さな開拓地 (マリア・D.ウィルクス作・土屋京子訳)
コンコード・ヒルの上で (マリア・D.ウィルクス作・土屋京子訳)
せせらぎのむこうに (シーリアウィルキンズ作・土屋京子訳)
湖のほとりの小さな町 (シーリアウィルキンズ作・土屋京子訳)
二人の小さな家 (シーリア・ウィルキンズ作・土屋京子訳)
福音館書店
Little House in Brookfield (The Caroline Years, Bk 1)
Little Town at the Crossroads (Little House Prequel)
Little Clearing in the Woods: Little House, The Caroline Years
On Top of Concord Hill (Little House: The Caroline Years)
Across the Rolling River (Little House Prequel)
Little City by the Lake (Little House Prequel)
A Little House of Their Own (Little House Prequel)
シャーロット・シリーズ
Little House by Boston Bay
On Tide Mill Lane
The Road from Roxbury
Across the Puddingstone Dam
マーサ・モース・シリーズ
Little House in the Highlands
Down to the Bonny Glen
The Far Side of the Loch
Beyond the Heather Hills