アニメ覚え書き(2024年10月~2025年3月)

2025年03月11日時点で見終わったアニメ備忘録。


戦国妖狐 千魔混沌編(第二部)

 2024年7月〜12月。第一部(世直し姉弟編)は2024年冬アニメで視聴。原作は『月刊コミックうブレイド』で2008年から連載の水上悟志氏による漫画作品で,2016年に完結している。
 第二部は千夜を主人公に,彼の後見人のような立場の真介,千夜と真介を慕う腕っ節の強い少女,月湖を中心に進んで行く。千夜が自分に課せられた運命と闘いながら心の成長を遂げていく物語で,正気を失った迅火も救われる。戦国時代も終わって生きていく千夜までも垣間見て終わる壮大な物語だった。


2.5次元の誘惑

 2024年7月〜12月。原作は『少年ジャンプ+』にて2019年より連載中の橋本悠氏による漫画作品。
 2クールで丁寧に物語が進められていて良かった。コスプレものだが,『その着せ替え人形は恋をする』とは切り口が全く異なっている。オタクの暑苦しさや登場人物それぞれの背景やコスプレに対する想いなど,登場人物に厚みがあり良かった。毎回楽しみに見ていたので第2期も製作してほしい。


小市民シリーズ 第1期

 2024年7月〜9月,原作は『氷菓』の作者でもある米澤穂信氏の推理小説で,創元推理文庫で刊行されている。
 アレゲな性格?の男女がその性格を抑えて小市民的に穏やか円満に過ごすことを目標に頑張るがなかなか難しいという感じの物語。小佐内さんマジやばそうだった。何だかよくわからないうちに終わってしまったけれど,続き作られるのかな?


鴨乃橋ロンの禁断推理 2nd Season

 2024年10月〜12月。原作は『少年ジャンプ+』で連載中の漫画作品で,1st Seasonは2023年10月〜12月。
 2期ではロンの出生の秘密が明らかとなり,ロンの敵となっているM家のことも少しずつ分かっていく。まだまだ続いていきそうな感じで終了した。


夏目友人帳 漆(第7期)

 2024年10月〜12月。
 このシリーズは何を見てもどれから見ても世界への優しさが溢れていて好きだ。今回は夏目が作った小さなニャンコ先生人形や,夏目が作った小さな花壇。名取と出かけた山間の村での出来事,北本の行きつけの古本屋さん,ちょびの正体が明らかになったり多軌の兄が現れたり。月夜に西村の部屋を訪れる夏目や三柱様を迎える古い家,友人帳を作り始めた頃のレイコ,稀な力を持つ折り紙の物語。


ブルーロック VS. U-20 JAPAN (第2期)

 2024年10月〜12月。原作は『週刊少年マガジン』で連載中の漫画作品で,第1期は2022年10月〜3月の2クール。
 2期は1クールで,主人公の潔世一が頭角を現し,U-20との試合でブルーロックを勝利に導く。全ての登場人物のキャラが立ちすぎていて見ていて疲れるがサッカーに興味がなくてもけっこう面白く見た。


齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 season2

 2024年10月〜12月。 原作は「小説家になろう」のライトノベルで,第1期は2023年1月〜3月。
 アスガ王国へやってきて邪龍として追い立てられ,弱気な国王ヴァネッサと知り合い,アスガ王国のごたごたに巻き込まれていく。最強と思われたレーコが今後も最強でいられるのだろうかという強敵が現れどうなっていくかというところで終わる。


聖☆おにいさん

 2013年5月10日公開の劇場アニメ。原作は2006年から連載中の中村光氏による漫画作品。
 仏陀とキリストが現代の日本で暮らす話。真面目な仏陀とちょっと不思議ちゃん系なキリストが織りなす日常といった物語で気軽に楽しかった。


ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン II(第2期)

 2024年10月〜12月。『ソードアート・オンライン』のスピンオフ作品で,原作は時雨沢恵一氏によるライトノベル。第1期は2018年4月〜7月放映。
 第1期から間が空いているため主人公はピンクの小さい子程度の記憶だったが,特に問題なく面白かった。客船攻略のストーリーと,選ばれたチームだけが参加する特設フィールドでNPCが守る砦を攻略するストーリーの2本。


ダンダダン

 2024年10月〜12月。原作は『少年ジャンプ+』連載の龍幸伸氏による怪奇バトル漫画作品。
 有名霊媒師の祖母を持つギャルの桃,オカルト大好き少年オカルン(本名は高倉健)が宇宙人やら幽霊やらと闘うことになってしまう物語。テンポが良いし,桃もオカルンも可愛いので調子良く見てしまった。7月からの第2期も楽しみ。


結婚するって、本当ですか

 2024年10月〜12月。原作は『ビッグコミックスピリッツ』にて連載された若木民喜氏による漫画作品。
 転勤を回避するために嘘の婚約を発表した男女が結婚するという王道の危なげない恋愛ストーリー。まぁ結果は分かっているよなーと思いつつ,玉川上水とか阿蘇とか知っている風景が楽しかったし,主人公の男性が良い人だったので最後まで見てしまった。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

 2009年4月〜2010年7月,全64話。原作は荒川弘氏による漫画作品で『月刊少年ガンガン』にて2001年〜2010年に連載された。ほぼ原作ストーリーに沿って製作されたアニメ。
 長いアニメで見応えがあり,キャラクターも設定も魅力的でとても面白かった。毎回のタイトルが中二病全開で,タイトルを並べるだけでポエムができそう…。長い物語なので何度も見られないけれどできればもう一度見てみんなに出会いたいと思うほどキャラクターが魅力的で良い作品だった。登場人物の未来に栄光あれ。


魔法少女なんてもういいですから。
魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン

 第1期:2016年1月〜3月,第2期:2016年10月〜12月。原作は双見酔氏による漫画作品で,2015年〜2018年にコミック配信サイト『コミック アース・スター』にて連載されていた。
 5分アニメだがきちんとオープニングがある。謎の小生命体(ミトン)に魔法少女の素質を見出された中学生のゆずはだが,コスチュームが水着であったり,使える魔法が水であったりと魔法少女であることには消極的。テンポ良く進むので何となく全話見てしまった。


歴史に残る悪女になるぞ

 2024年10月〜12月。原作は「小説家になろう」で連載されているライトノベル『歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!』。
 テンプレの乙女ゲーム悪役令嬢転生物語だが,主人公が積極的に悪女になることに邁進するところが新しいし,主人公が目指す悪女は芯が通った知性と実力が伴った悪女なので魅力的。


星屑テレパス

 2023年10月〜12月。原作は『まんがタイムきらら』で連載中の漫画作品。
 主人公の海香は人づきあいが下手で話もできず地球に居場所がないと思い込み宇宙へ行きたいと思う少女。高校で宇宙人の少女明内さんと仲良くなり,ロケットを作って宇宙へ行くことを目指すようになる。宝木さん,雷門さんという仲間を得てロケット同好会を作りロケットを作るという物語。
 海香が泣き虫すぎて少々イライラした。あんなに人付き合いが下手な子が人前で堂々と泣けるのが不思議だったが,まぁそんな子もいるのかな。海香はウザすぎて疲れたが,遥乃と瞬がいたので見る気になれた気がする。


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アニメ覚え書き(2024年7月~2024年9月)

2024年10月21日時点で見終わったアニメ備忘録。


烏は主を選ばない 黄金の烏

 2024年7月〜9月。阿部智里氏による和風ファンタジー小説シリーズ「八咫烏シリーズ」が原作。
 第一章の放映は2024年4月〜6月で,終了後すぐに第二章の開始。里に帰っていた雪哉だが,猿が八咫烏を襲う事件が起こり,鍵を握る小梅という少女を中心に話が進んでいく。紆余曲折の末,雪哉は奈月彦に仕えることを決める。第一章と同じく続きが気になる展開だった。20話以降のアニメ化はどうなるのだろうか。


ゆるキャン△ SEASON3(第3期)

 2024年4月〜6月。原作は「まんがタイムきららフォワード」掲載のあfろ氏による漫画作品。
 キャラデザが一新されすぎて第2期までとはリンが別人。キャラデザの変更は仕方ないにしても,小学生のリンと高校生のリンの区別がつかないのはどうかと。いっそリンのおじいさんの話にしてくれれば興味を持って見られた気がする。なでしこが出て来るととたんに違和感なく和めるし,野クルのメンバーの話も良い。リンがどうも好きになれないんだな私は。


狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

 2024年4月〜9月。原作は支倉凍砂氏によるライトノベル。2008年に一度アニメ化されているが,完全新作としてリメイク。
 主人公のロレンスとホロは同じ声優さんが担当。気合いを入れて作られたアニメ感が全体的に漂っていて,作画も音楽も良かった。  物語は原作を読破していて知っているわけだが,改めて見てみるとホロは子供っぽい性格で,とても「賢狼」には見えなかった。狼なのだから仕方がないか? 一旦終了したが,物語の最後まで製作されるのだろうか?


もやしもん 第1期 もやしもんリターンズ

 第1期:2007年10月〜12月,第2期:2012年7月〜9月。第2期が放映された頃に見ていたが,何となくもう一度見たくなって再視聴。原作は石川雅之氏の漫画作品で,2004年〜2014年に漫画誌『イブニング』で発表された。
 自分の大学時代の専門とも重なる分野の物語なので何度見ても懐かしく楽しい。食育啓蒙活動にもなるかしら? 見ていたらブルゴーニュのピノ・ノワールを飲みたくなって買ってきて,お金がかかるアニメだった(?)。


推しの子 第2期

 2024年7月〜9月。第1期は2023年春アニメ。原作は,赤坂アカ氏(原作)・横槍メンゴ氏(作画)による漫画作品で『週刊ヤングジャンプ』にて掲載。
 アクア中心の物語が一旦終わりだろうか? アクアの前世ゴローの遺体が見つかったところで終了し,続きはおそらくルビーのターンになりそう。有馬かな,あかねに負けないで次回活躍してほしいな。


NieR:Automata Ver1.1a 第2クール

 2024年7月〜9月。第1期は2023年1月〜7月。原作はアクションRPGゲーム。原作プレイ済み,小説版も読破済み。
 アニメ用に物語が変更されている部分も多かったが,大筋は原作通り。作画も美しく,2Bと9SとA2それぞれを丁寧に描かれていて良かった。廃墟を愛でるアニメ。本当は廃墟があんなに美しいのはおかしいのだが。


ダンジョンの中のひと

 2024年7月〜9月。原作は2020年より連載中の双見酔氏による漫画作品。
 原作は1巻が出た頃からのお気に入りだったので楽しみにしていた。原作のイメージそのままだったので,クレイもベルも,原作を読むとき頭の中でアニメの声が再生されるようになった。


天穂のサクナヒメ

 2024年7月〜9月。原作は2020年発売のゲーム。
 ゲームは買ってプレイしようと努力したがアクションが苦手で結局オープニングさえクリアできずに諦めた経緯があり,少々複雑な気持ちで視聴。ゲームだったらもっと稲の育て方など詳しくやるんだろうなと物足りなさを感じたが,よく作られたアニメだったし音楽も良かった。


ATRI -My Dear Moments-

 2024年7月〜9月。原作は2020年発売のノベルゲーム。ゲームはプレイ済み。
 最後の方が何だか端折られすぎで感動が減ってしまったように思えたが,概ねゲーム通りだし,綺麗に仕上がったアニメだったと思う。アトリはドールにしたら映えそうだ。


負けヒロインが多すぎる!

 2024年7月〜9月。原作はガガガ文庫刊行の雨森たきび氏によるライトノベル。
 オープニングやエンディングの作り込みが話題になっていたのでどんな話なのかとWikipediaを見たら面白そうだったので見ることにした。結果,見て良かった。今期のアニメは面白い作品が多かったが,特に楽しみに見た作品だった。原作を読んでもいいなと思う。豊橋が舞台というのも良かった。


ラーメン赤猫

 2024年7月〜9月。原作は2021年からウェブコミック投稿サイト『ジャンプルーキー!』で投稿され,2022年から『少年ジャンプ+』で連載中のアンギャマン氏による漫画作品。
 以前からたまにWebで読むことがあったが,アニメでしっかり見られて良かった。面白かったし,できればもっともっと見たかった感じ。当然ながら毎度ラーメンを食べたくなって困ったが。


時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

 2024年7月〜9月。原作は小説家になろうで2020年から連載され角川スニーカー文庫から刊行された,燦々SUN氏によるライトノベル。
 すみぺが歌うエンディングが毎回楽しみだった。アーリャは可愛かったが,政近が本当はロシア語が分かることや,有希が妹であることや,政近が子供の頃に出会った少女がマーシャだったこととか何も回収されずに終わってしまって消化不良感。第2期が作られるようなので,さっさと作ってほしい。
 どうでもいいけど「周防有希」って「長門有希×周防九曜」なので,対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースなの?って思ってしまう。エンディングに《ハレ晴レユカイ》の会があったし,どこか何かハルヒが意識されている?


異世界失格

 2024年7月〜9月。原作は『やわらかスピリッツ』にて連載中の漫画作品で,原作は野田宏氏,作画は若松卓宏氏。
 異世界に転生した太宰治という設定の物語。つまらないというほどでもないが,面白いという程でもなく,続きが気にならなくて自然と3話切りしてしまった。気が向いたら続きを見るかもしれない。


かつて魔法少女と悪は敵対していた。

 2024年7月〜9月。原作は2013年から『月刊ガンガンJOKER』にて連載された藤原ここあ氏の漫画作品。作者の藤原ここあ氏が2015年に亡くなったため原作は未完。
 今になってのアニメ化には色々と経緯があるようだ。敵対している二人が恋に落ちる鉄板的物語で,この作者らしく,男女の体格差が大人と子供くらいあって,女の子はめちゃ可愛く男性キャラは皆とてもイケメン。ゆるーく楽しんだ。


駒田蒸留所へようこそ

 2023年11月公開の劇場映画。製作はお仕事アニメを多く手がけるP.A.WORKS。
 先代が亡くなり,ウィスキー業界に逆風が吹く中で畳もうとしていた蒸留所を継ぎ,原酒を生かし,更に看板商品だったウィスキーを復活させようと奮闘する女性を,記者の目を通して描く作品。同業他社で働く兄がブレンドを手伝ったり,借金はどうなったのかとか,設備の点検は法律で義務づけられている筈だしあれは普通メンテすぐだろとか,正式な原稿に中黒を三点の代用として使う?とか細かいところが色々と気になってしまった。ツッコミどころが多すぎたので,お仕事アニメというより雰囲気アニメだなと思った。


セントールの悩み

 2017年夏アニメ。再視聴。
 原作コミックを全巻読んだので,もう一度アニメを見たくなった。改めて見てみると,非常にブラックでシュール。1回見たくらいでは物語の深さをちっとも分かっていなかったなと思った。何度見ても,何度読んでも発見がある作品ではないかと思う。


GRIDMAN UNIVERSE(グリッドマン ユニバース)

 2023年公開の劇場アニメ。
 「SSSS.GRIDMAN」および「SSSS.DYNAZENON」の両方を視聴した人向けの劇場作品だった。これらを見てからかなり時間が経って,登場人物の詳細を忘れていたので物語の理解がおぼつかなかった。劇場版を見る前に,TV版の両作品を見直すのが良かったと思う。わからなくても十分に面白かったし,暑苦しかったが。


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