玉川上水を歩く (42) 小平桜橋から小川水衛所跡

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index

1日目は2019年2月18日。四谷大木戸を出発し、
玉川上水暗渠の上の緑道を笹塚まで歩いた。

2日目の2019年3月20日は、前回の終点、
新宿区笹塚「南ドンドン橋」を出発。
杉並区久我山の「岩崎橋」まで。

3日目の2019年3月24日は、
岩崎橋を出発、三鷹駅前の三鷹橋まで。

4日目の2019年3月31日は、
三鷹駅を出発、桜を見ながら小金井橋まで。

5日目の2019年4月6日は、
小金井橋を出発、小平市の鷹の台まで歩いた。

この記事で歩いた部分を青線で示した。地図はクリックすると拡大して見られる。

この記事には、
西武多摩湖線と市役所西通りが玉川上水を渡る
小平桜橋交差から小川水衛所跡までの写真を載せた。

小平桜橋交差点横から玉川上水緑道へ入る。

この区間は,
玉川上水の北側が玉川上水緑道として整備されており,
玉川上水の南側は五日市街道(都道7号)が走っている。

緑道の入り口に観光案内の看板があった。

ふれあい下水道館
平成2年度に小平市の下水道普及率が100%に達成したことを記念してつくられました。
地下25メートルにある本物の下水道管の中に、誰でも自由に入ることができる日本で唯一の施設です。汚水をきれいにする微生物を顕微鏡で観察したり、下水道の役割や歴史などを紹介しています。普段見ることのない下水道を通して、水環境の大切さを学ぶことができます。
 所在地:小平市上水本町1-25-31
 入館料:無料
 開館時間:午前10時~午後4時
 休館日:月曜(休日・祝日の場合は、その翌日)、年末年始
 問合せ:042-326-7411

小平桜橋交差点横の案内版

小平グリーンロード(玉川上水)
玉川上水は、かつて江戸市中へ飲料水を供給するため、江戸幕府の命により玉川庄右衛門,清右衛門兄弟が承応2年(1653年)に羽村から四谷大木戸までの全長43kmを完成させたと伝えられています。小平グリーンロードはこのうち約8kmの区間を占めています。上水に沿って自然が多く残されており、植物や小鳥の種類も多く、自然観察や静かな散策ができます。

小平桜橋交差点横の案内版

平櫛田中彫刻美術館
小平市平櫛田中彫刻美術館は、日本近代彫刻の巨匠平櫛田中の終焉の館を保存し、広く一般に公開するため、昭和59年に開館しました。展示館では、「鏡獅子」、「尋牛」、「法堂二笑」など代表作を含む彫刻40点をはじめ、田中が収集した美術・工芸品を展示していmす。玉川上水をのぞむ美しい庭園が魅力です。
 所在地:小平市学園西町1-7-5
 入館料:一般300円、小・中学生150円
 開館時間:午前10時~午後4時
 休館日:火曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始,展示替期間
 問合せ:042-341-0098

小平桜橋交差点横の案内版
新堀用水

玉川上水緑道を挟んで新堀用水という小さな水路が流れていた。
架かる橋も小さくて可愛らしい。
水道用地を示す識別碑も見られた。

新堀用水と橋
橋の横から新堀用水へ下りられるようになっていた。

小平グリーンロードは正に緑の道で
森林浴をしながら散策を楽しめる遊歩道だった。

玉川上水緑道(小平グリーンロード)

新堀用水の両岸には早春の花が咲き乱れていて美しい。

新堀用水

ほどなく一位橋(いちいばし)という橋に辿り着いた。

一位橋(いちいばし)
一位橋(いちいばし)

一位橋の横には禁止看板。

一位橋横の禁止看板
一位橋(いちいばし)
一位橋と玉川上水緑道と新堀用水
一位橋横の新堀用水
一位橋前の五日市街道(上流方面)
一位橋前の五日市街道(下流方面)

一位橋から少しばかり上流へ歩いたところに、
平櫛田中彫刻美術館の案内があった。

平櫛田中彫刻美術館の案内版
平櫛田中彫刻美術館の案内版

新堀用水の横の道は、緑豊かで花も咲いて綺麗だ。

新堀用水横の歩道
新堀用水で寛ぐ水鳥たち

一位橋から更に少しばかり上流へ遡ると、
商大橋という比較的大きな橋が架かっていた。

商大橋(しょうだいばし)
商大橋(しょうだいばし)

欄干のデザインは玉川上水と新堀用水でお揃いになっている。

新堀用水の商大橋
玉川上水と玉川上水緑道と新堀用水と商大橋

自生野草保護活動のボランティアを募集する看板が立っていた。
このあたりは野草観察ゾーンになっているらしい。

野草保護活動ボランティアを募集する看板

商大橋を通り過ぎ、更に上流へと歩いて行く。
屋根が目立っていたが、新堀用水にかかる小さな橋だ。

新堀用水にかかる橋

緑道へ入りやすいようになのか、
新堀用水には沢山の小さな橋が架かっていた。

新堀用水と下流方面
新堀用水と上流方面

やがて、玉川上水の対岸、五日市街道沿いに、
瓦葺きの立派な東屋が見えてきた。

玉川上水脇の休憩所

そして、立派な石碑も。

名勝境界の碑

玉川上水の小平区間のハイライト、
小川水衛所跡に辿り着いたのだった。

小川水衛所跡

艶髪の基本はヘアブラシ

猪毛ヘアブラシとの出会い

若い頃は何もせずとも艶々な「みどりの黒髪(※)」だったのに、
年を経るにつれ幾らブラッシングしても髪に光沢が戻らない。
ヘアスプレーやオイル、トリートメントなど頑張ってみてもダメ。

その上、生まれつき毛根が弱く、
たまに突然やってくる原因不明の多量の抜け毛。
薄毛は女性にとってあまりにも辛い悩みだ。
道行く女性達の豊かで艶やかな髪を見ながら、
「何故私の髪は?」と気持ちが暗くなるばかりだった。

そんなある日、私の状態を心配した母からの贈り物が届いた。
イタリア製、アッカカッパの猪毛のヘアブラシだ。


アッカカッパ(ACCA KAPPA)は150年の歴史を持つブランド。
「ラグジュアリービューティーブランド」と名乗るだけに、
多岐にわたる製品は高級感が溢れるものばかりだ。

私が手に入れたヘアブラシはこちら。
ヘアブラシとブラシクリーナー。

  • 製品名 ニューマティック ブリストルヘアブラシ(702-021)
  • サイズ 全長22×幅6.5×厚み4cm、85g
  • ブラシ部素材 猪毛+ナイロンフィラメント
  • 本体素材 天然コチベウッド+天然ゴム
  • 製造 イタリア
  • 製品名 ブラシクリーナー no.210
ニューマティック ブリストルヘアブラシ(702-021) と ブラシクリーナー no.210

(※)
ちなみに「みどりの黒髪」の「みどり」は
「嬰児(みどりご)」のみどりと同じで「緑色」のことではない。
「みどり」は元々色ではなく若葉や新芽をさす言葉なのだ。
「みどりご」は新しく生まれたばかりの子。
「みどりの黒髪」は艶やかで瑞々しい黒髪。


獣毛ブラシについて

現在出回っているヘアブラシのほとんどはプラスティック製だ。
私もずっとプラスティック製や柘植のブラシを使用してきた。
猪毛のヘアブラシは初体験。

実のところ、獣毛ブラシは目が詰まっているので
髪が抜けやすいのかと思って避けていた。

今まで試してきたプラスティックや柘植のヘアブラシ

猪毛や豚毛など天然の獣毛を使ったヘアブラシは、
髪に自然な艶を与え、静電気による切れ毛を防ぐ。

堅い毛質の猪毛ブラシは頭皮へのマッサージ効果も期待できる

豚毛は柔らかいので、細い髪の人にお勧め。
猪毛はロングヘアやくせっ毛の人にお勧めとのことだ。

ただ、天然の獣毛ブラシは扱いに注意が必要。
黴の原因になるため濡れた髪への使用は避けること。
勿論水洗いも厳禁だ。

乾いた髪に使用し、
お手入れは専用のブラシクリーナーを使う。

アッカカッパにはブラシ専用のクリーナーがあるが、
他メーカーも相当の製品が用意されている。
猪毛は硬くて指先で手入れをするのは難しいので
是非とも専用のクリーナーを入手した方が良いと思う。

アッカカッパのヘアブラシには風通しの良い専用の保存袋が付属している。
アッカカッパ ヘアブラシ外箱のラベル

ブラッシング方法

さて、猪毛ヘアブラシでのブラッシング方法は?
正解は無いだろう。
あちらこちらから情報を集め、下記の方法で行うことにした。
特にシャンプー前のブラッシングでは、
いつも同じ方向を向いている毛穴を動かし、
シャンプー時に汚れが流れ出しやすいように意識。

毎朝とシャンプー前に
1.毛先を使いトントンと心地よい力加減で頭皮全体を叩いてマッサージ。
2.頭を下げ、襟足から頭頂へ左右各10回。空気を含ませるように。
3.耳の上から後頭部へ向かって左右各10回。
4.こめかみから頭頂部へ左右各10回。
5.おでこから頭頂部へ頭皮を揺らしながら10回。


驚いたことに、この方法で数日ブラッシングを続けると、
髪はすべすべ艶々になった!
どんなにトリートメントや椿油でケアしても、
どうにも改善できなかったボサボサの髪だったのに。
しかも抜け毛が少ない!?
抜け毛で皮膚科へ通っていたのだが、
皮膚科の先生にも髪が健康になってきたとの言葉を頂いた。

結論、ヘアブラシはブラッシングの要
獣毛ブラシは一度お試しの価値があると思う。
その際は自分に合うブラッシング方法も研究してみることだ。

良いブラシもブラッシング方法も人それぞれだから。