ベンチがある小さな祠

 JR山手線の駒込駅から田端駅方面へ向かってフェンス沿いに歩いてみた。この区間には山手線に残る唯一の踏切がある。
 その踏切を過ぎて線路沿いの坂道を上っていくと,ちょっと素敵なベンチ。バス停があるわけでもなし,本当に単にお散歩の途中で山手線を見ながら一休みする感じのベンチだ。

 ベンチを見かけると撮りたくなってしまう。

 線路脇のフェンス側からベンチを撮ろうとすると,上に小さな鳥居が見えた。

小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)

 神社と言うより祠と呼びたくなる小さなお稲荷さん。
 小さな祠だが,立派なお狐様に守られている。
 手入れも行き届いていて大切にされている感が伝わってくる。

小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)
小さな祠(2023-01-21)

 冬の季節風が吹きすさぶ空と,柔らかな日差し。
 祠を包む凜とした空気が心地よかった。

直線で囲まれた空

 前回の記事,雨の団地の続き。
 団地と言っても一様ではない。時代と共に建物は変わっていく。

 緑地帯の中にエレベーターのない昔ながらの5階建てが並ぶ牧歌的なエリアから,しばらく歩くと最近風の高層マンション続くエリアに変わった。延々と連なる建物の様子はまるで屏風のようだ。

 それなりに大きく育った木々が建物よりずっと低い。
 おかげで視野はほぼ建物のベージュで占められ牧歌的とは言い難い。直線が溢れた風景は,幾何学的で整然とした印象を与える。

 団地という同じ単語で表される建物だが,新旧で脳の中に随分と異なる刺激を与えてくれると思う。

高島平団地(2022-08-20)
高島平団地(2022-08-20)
高島平団地(2022-08-20)
高島平団地(2022-08-20)