エディンバラ城に行った日は霧が深く,景色もほんの近くしか見えない状態だった。
歩けば霧に濡れ,凍えて体温を奪われる。
身体があまりに冷え切ったので,カフェで一休みすることにした。
「ONE O’CLOCK GUN」という毎日午後1時を知らせる大砲を見学したところで,その横の建物の中にカフェがあるのを発見。迷うことなく入った。
入るなり,やたら美味しそうだ。
カフェは閑散としていて,他のお客は1グループしかいなかった。こんなに寒いのに他の観光客の皆さんはカフェで休む必要もないのだろうか?元気だな。
美味しそうなものが多すぎて気になったが,せっかく英国なのでスコーンと紅茶を注文することにした。
結果,二度と忘れない美味しいスコーンで大満足だった。
クロテッドクリームは瓶入り。これまた経験がないほどの美味しさ! スコーンとクロテッドクリームは両方揃ってお互いを引き立て合うものなのだと心底納得させられたものだ。
寒さ故に美味しく感じたのだろうか? いや本当に美味しかったと思う。
エディンバラ城といえば,私はまずこのスコーンのことを思い出すほどだ。
…霧で寒くて風景もよく見えなかったということもあるかもしれないが。