アニメ覚え書き(2025年7月~2025年9月)

 2025年10月18日時点で見終わったアニメ備忘録。
 『よふかしのうた Season 2』『CITY』『怪獣8号 第2期』など見ようと思って途中まで見てなかなか見終われずにいる。


Summer Pockets

 2024年4月〜9月。Keyの恋愛アドベンチャーゲームのアニメ化。
 主人公の男の性格がちょっと受け入れ難かった。長い長いゲームのアニメ化なので,2クールでやってもあらすじ紹介になってしまって残念。本筋とほぼ関係ない鴎ルートは省いて(鴎ファンが怒るよね),うみちゃんを詳しくやって欲しかったな。多分ゲームをプレイしたら深く理解が進み楽しいのだろうなと思ったが,長すぎてとてもプレイする勇気が出ない…。ちなみにゲームは買ってしまった。


その着替え人形は恋をする Season 2

 2025年7月〜9月。Season 1 は2022年1月〜3月。
 原作は2018年〜2025年に『ヤングガンガン』で連載された漫画作品で読了している。安定の面白さだが,『棺』合わせまでの物語で,原作では『棺』合わせの時に決まる冬コミの話は省かれ独自の終わり方をしていた。3期が決まっていないのだろう。原作は完結しているし,最後までやって欲しいな。ジュジュ様とあまね君が好き。


瑠璃の宝石

 2025年7月〜9月。原作は『ハルタ』にて連載中の漫画作品。
 1巻のみ以前に読了。非常に珍しいガチ地学アニメで,科学的な内容も分かりやすく正確に解説されている。巨乳の院生お姉さんがしょっちゅう女子高校生を山に連れて行くとか,保護眼鏡とかクマ対策とか危険そうな場所にのこのこ入るとか私有地に勝手に入るとか,ボロボロと大きな結晶が見つかるとか色々な意味であり得ないが,そこはファンタジーとして目をつぶるべきとこなのだろうか。でもまぁほんと地学の説明はよくできていたと思う。それにしても瑠璃が原作以上に幼くて小学生にしか見えなかった。


タコピーの原罪

 2022年6月〜8月。全6話の短編アニメ。原作は2021年〜2022年に『少年ジャンプ+』で連載されたタイザン5氏による漫画作品。
 話題作のようだったが,うーん,声優陣が豪華だったよね!? タコピーにマジイライラうんざりした。無理解な善意の押しつけほど不愉快なものはないというか。あんな優しい言葉を聞いて腹立たしい気分になれるのだから,間宮くるみさん流石凄い。
 ハッピー星迷惑なので滅びてほしい。東君に,しずかに一目惚れしない平穏な人生が開けてよかった。


ダンダダン 第2期

 2025年7月〜9月。第1期は2024年10月〜12月。
 登場人物が増えてバトルが大がかりになってついていけなくなってきたのだが,登場人物は個性がありすぎて名前は覚えなくても分かりやすいし,何となく面白く最後まで見た。よく分かっていないけれど続きがあったらまた見ると思う。何しろモモの潔さはスッキリするし,オカリンの筋の通った所も気持ちよい。


ゲーセン少女と異文化交流

 2025年7月〜9月。原作はTwitterとPixivで連雷された後にKADOKAWAから商業化された漫画作品。
 イギリスから引っ越してきた13歳のリリーが,ゲーセンでゲーセンの店員バイトをしている大学生の蓮司と出会い,蓮司を好きになってゲーセンに通う物語。リリーは蓮司の妹の葵衣と同級生でゲーセン通い中学生の輪が広がっていく。日常系で緩いが意外と面白かった。


わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

 2025年7月〜9月。原作はライトノベル。コミカライズされた漫画作品を以前に1巻だけ読了。
 れな子は高校に入ると同時に陽キャに生まれ変わろうと決意し,頑張って女王様的存在の王塚真唯に話しかけグループに入ることに成功。そして真唯に恋人になって欲しいと言い寄られる。そこまでは知っていたが,その後グループの中の少女たちと個人的な関係を築いていき,もしかして女性だけのハーレムものだったのか???というところで終わる。だが別に百合って雰囲気でもなくドロドロしているわけでもなくコメディが貫かれており,実はかなり面白い。バカっぽいタイトルに偏見を持っては勿体ない良作コンテンツだと思う。原作の続きを読んでみたくなってしまった。紗月さんが好きだな。


クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-

 2025年7月〜9月。原作はLINEマンガで2020年から連載中の岩原裕二氏による漫画作品。
 魔獣王クレバテスとクレバテスに殺されゾンビ復活させられた勇者アリシアが,クレバテスによって壊され,その崩壊した城の中から連れて来られた赤子のハイドラート王子ルナを守りつつ人間の世界を旅する。クレバテスは人間を知って人間を滅ぼすべきかどうか決めようと考えている。ルナを母親のもとへ帰したところで終了。メカが出てこない戦いは私にも分かりやすい。続きも気になるので2期希望。


雨と君と

 2025年7月〜9月。原作は2020年から『週刊ヤングマガジン』で連載中の二階堂幸氏による漫画作品。雨の風景が綺麗そうだったし見ようかと思ったけれど,たるくて1話切り。


ばっどがーる

 2025年7月〜9月。原作は『まんがタイムきららキャロット』にて連載中の肉丸氏による4コマ漫画。続きを見る意欲が湧かず1話切り。2017年の夏アニメだった『アホガール』と混同していて,これの第2期かと思っちゃった…。


サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

 2025年7月〜10月。全13話。原作は「小説家になろう」で連載されたライトノベル。
 内気で他人との会話もまともにできない沈黙の魔女が王子の護衛のために学校に入学し,学友の間で成長していく物語。あまり期待せずに見はじめたが面白く,毎度次回の配信を楽しみにしていた。2期も製作されたら見たいと思う。


キングダム 第5シリーズ

 2024年1月〜3月。原作は原泰久による日本の漫画作品。第1期2012年〜2013年(38話),第2期2013年〜2014年(39話),第3期2020年〜2021年(26話),第4期2022年(26話)。5期は全13話。
 5期は趙軍との黒羊の戦い。「沈黙の狩人」慶舎は信に討たれ,桓騎が率いる秦は紀彗の弱点を突いて勝利する。そっか,慶舎が退場か。


ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される

 2025年7月〜9月。原作は「小説家になろう」で連載されたとびらの氏によるライトノベル。典型的なシンデレラストーリー。先は見えているなと思いつつまずまず面白かった。


海賊王女

 2021年10月〜12月。Production I.Gによるオリジナルアニメ。Production I.Gと梶浦由記ということで,たぶん外れはないよねと思って見はじめた。エデンとか巫女とか王族とか財宝とか海賊とか仲間とか使命とか末裔とか,あらゆる中二病要素満載の純愛もの。すっきり12話の物語だった。


蟲師
蟲師 続章
蟲師特別篇「日蝕む翳」

 蟲師:2005年10月〜2006年3月,2006年5月〜6月(全20+6話)。蟲師 続章:2014年4月〜6月,2014年10月〜12月(全10+1+10話)。蟲師特別篇「日蝕む翳」:2014年1月。原作は『月間アフタヌーン』『アフタヌーンシーズン増刊』にて連載された漆原友紀氏による漫画作品。
 全て2度目の視聴。何度見てもしみじみと人間や自然について考えさせられる。


ガリレイドンナ

 2013年10月〜12月。A-1 Pictures制作オリジナルアニメ。
 ガリレオの子孫である三姉妹がガリレオの遺産である6枚の月のスケッチを集める物語。ガリレオの遺産によって氷河期に突入した地球のエネルギー問題が解決されると思われており,悪徳企業や海賊も同じ遺産を狙っていて姉妹は命の危険に晒されながら旅を続ける。時空を超えた冒険×ロマンス。正直ツッコミどころ満載過ぎると思ったが,ファンタジーと割り切れば三姉妹が可愛いので良い。


鬼灯の冷徹
鬼灯の冷徹 第弐期

 鬼灯の冷徹(全13話+OAD4話 )2014年1月〜4月
 鬼灯の冷徹 第弐期 その壱(全13話)2017年10月〜12月
 鬼灯の冷徹 第弐期 その弐(全13話)2018年4月〜7月
 原作は江口夏実氏による漫画作品。色々あってどの順番で見たら良いか難しかったが,どこから見ても何度見ても面白くて終わるのが勿体なくてゆっくり見てしまった。鬼灯を始めとしてキャラクターが全員個性的で面白いし,神話を良い感じにぶち込んでくれるので教養も深まる,見終わって残念だが,エンドレスで何度も見ると思う。


薫る花は凛と咲く

 2025年7月〜9月。原作は2021年から『マガジンポケット』で連載中の三香見サカ氏による漫画作品。
 少年漫画サイトの作品だが絵柄は少女漫画風だと思った。男子高校生の人間関係にずっと違和感を感じていたが,作者は女性なのだろうか?? 高校同士のいがみ合いも度が過ぎて「ありえん!」って感じだったが,安心して見ていられる恋愛もので,物語は面白かった。昴が可愛かった。


全般ランキング

アニメ覚え書き(2025年4月~2025年6月)

2025年07月17日時点で見終わったアニメ備忘録。


チ。―地球の運動について―

 2024年10月〜2025年3月。
 原作は2020年〜2022年に『ビッグコミックスピリッツ』にて連載された魚豊氏による漫画。全8巻で完結しており,原作は完結と同時に読破済。
 地動説が酷く迫害された世界が舞台のフィクション。史実(に似たもの)が織り交ぜられているので真実っぽい迫力がある。原作を読んでいるため続きが気にならずゆっくり見た。個人的には(原作もアニメも)後半つまらなくなって,オクジー&パデーニが処刑されたあたりで終わった方が良かったのにと思った。最後無理に史実と繋げられてかえってがっかりした。2クールで丁寧に作られていたとは思う。


Re:ゼロから始める異世界生活 第3期襲撃編
Re:ゼロから始める異世界生活 第3期反撃編

 襲撃編:2024年10月〜11月。反撃編:2025 年2月〜。
 第1期から見ているので惰性で見ているが,登場人物は増えたし,間が空いて物語は忘れているし,魔女教の気狂いじみた言動とスバルのウザさに正直言って食傷気味で早く終わってくれないかなーという気分で見てしまった。特に感想も思い浮かばない。続きを見る気になれるかどうか?


悪役令嬢転生おじさん

 2025年1月〜3月。原作は『月刊ヤングキングアワーズGH』で2020年より連載中の漫画作品。
 52歳の市役所勤務公務員であるオタクおじさん(屯田林憲三郎)が乙女ゲームの悪役令嬢の中の人になる話。52歳の父親であるという本人の個性がそのままチートになったり,異世界ゲームに取り込まれたおじさんを家族が支援するなど,乙女ゲー悪役令嬢の世界観と様式美に則った上での新しい発想が素晴らしく,毎回楽しみで終わるのがとても残念だった。


メダリスト

 2025年1月〜3月。原作は『月刊アフタヌーン』連載中の漫画作品。
 推しが推しを呼んで推しの連鎖で素晴らしい作品になっているという2025冬アニメの超話題作。モーションキャプチャーを使ったハイレベルな映像,いのりちゃんや司先生の深い内面描写など,毎回正座して見なければならない感動作品だった。原作はまだまだ続いているようで,最後までアニメ化してほしいものだ。


はたらく魔王さま! 第2期1st Season 第2期2nd Season

 2022年7月〜9月・2023年7月〜9月。原作は電撃文庫のライトノベル。
 当初,第2期がディズニー・チャンネルのみの配信だったので視聴を諦めていたが,他でも配信されるようになったので視聴。アラス・ラムスの登場で物語が動いて行く。鈴乃さんがいい感じにデレていたし,悪人にしか見えなかった恵美も柔らかくなって「良かったねー」というラスト。


日本へようこそエルフさん。

 2025年1月〜3月。原作は「小説家になろう」のライトノベル。
 夢の中で子供の頃から知り合いだったエルフの友人が現実世界にやってきて,夢と現実を行ったり来たりして関係性を深め物語を進めていく物語。面白くないってほどでもなかったが,心に残るってほどでもなく,ゆるく楽しむ感じだった。


ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います

 2025年1月〜3月。原作は電撃文庫より刊行されているライトノベル。
 第1話を見たら意外と面白かったので調べたら電子書籍が期間限定無料になっていたので読み始め,面白かったし文章もしっかりしていて思わず7巻まで読んでしまった。ヒロインのアリナの一貫したブレない態度が魅力的。アニメも良かったが原作の続きが気になる。


私の幸せな結婚 第二期

 2025年1月〜4月。第一期は2023年夏アニメ。原作は「小説家になろう」で連載され「富士見L文庫」で刊行中の小説。
 薄刃家の親戚筋である甘水直(うすいなおし)が率いるカルト集団「異能心教」との戦いの物語が中心。美世は清霞の母親からいびられたりするが一件落着,ようやく「幸せな結婚」が始まりそうというところで終わる。第一期とともに大正時代風の風景が美しかった。


蛍火の社へ

 2011年9月17日封切。44分のアニメ映画。原作は『夏目友人帳』の緑川ゆき氏で「LaLa DX」に掲載された漫画作品。
 蛍という名の少女が幼い頃に知り合ったギンという名の妖怪と仲良くなり,別れの時を迎える切ない物語。


ある魔女が死ぬまで

 2025年4月〜6月。原作は「カクヨム」連載のライトノベル。
 ラピスの街で暮らす魔女メグ・ラズベリー。彼女は17歳になったところで余命1年の呪いが発動し,呪いを解くための「嬉し涙」を1年間で1000粒集めなければならなくなった。正直言ってアニメの短い時間の中では,その設定はあまり生きていなかったように感じた。1クールに収めるために端折ってあるせいかもしれないが,後半は物語がご都合主義に感じられて面白さも急失速した印象。


ざつ旅-That’s Journey-

 2025年4月〜6月。原作は『電撃マオウ』で連載中の漫画作品。
 新人漫画家の大学生,鈴ヶ森ちかは,新人賞以降うまく描けず,新人賞の賞金100万円を使って旅を始める。行き先はSNSでアンケートをとって方角だけ決め,適当に出かける。そのうち友人や先輩漫画家も一緒に出かけたり…というストーリー。要するにほぼ観光案内アニメであちこち行きたくなったのだった。


機動戦士Gundam GQuuuuuuX

 2024年4月〜6月。一年戦争のサイド7でアムロがガンダムに乗る代わりにシャアがガンダムを奪った平行世界における,Zガンダム(宇宙世紀0087年)の少し前の時代(宇宙世紀0085年)の物語。「もしも」の世界,そしてサンライズとスタジオカラーが初めて共同製作ということでも大変な話題作。2クールでやってほしかった!
 主人公はマチュという女子高校生だが,古来のガンダムファンにはシャリア・ブルが主人公に見えたのではないかと思う。初代ガンダムではあっという間に死んでしまった彼のもしもの世界だった。この世界でアムロはセイラはミライさんはどうしているのかと思うだけでもワクワクするし,黒い三連星やガルマの存在にワクワクするし,初代を見ながらこちらを見る,無限ガンダムに陥ってしまった。
 シャアとララァが幸せになり,セイラの横にランバ・ラルがいるのは良いにしてもこの世界のアムロは幸せになっているのかが気がかりなラストだった。やはりガンダムは永遠に面白いと再認識し,宇宙世紀ではない様々なガンダム作品の可能性が広がったように思う。


アポカリプスホテル

 2024年4月〜6月。サイバーエージェントとCygamesPictures共同企画のオリジナルアニメ。同時進行で竹書房のウェブコミック配信サイト『ストーリアダッシュ』で連載。
 霊長類のみが感染するウィルスにより人類が地球から脱出した後,残されたロボットたちが人間に託された銀座のホテル「銀河楼」を経営する物語。主人公はホテリエ・ロボットのヤチヨちゃん。客として訪れたタヌキ星人のポン子がパートナーとしてヤチヨを支え,銀河楼を経営していく。特にストーリーの方向性はなく,1話ごとに色々起こってホテルと地球の時間が過ぎていく。世界観もツッコミどころ満載だがギャグなのでそれは問題なく,毎週楽しみに視聴した。
 終末世界でかつての主人を慕いつつ健気に頑張るロボットものってことで,『ヨコハマ買い出し紀行』や『Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ』などと通じるものがあるなと思った。


片田舎のおっさん、剣聖になる

 2025年4月〜6月。原作は「小説家になろう」のライトノベルで『片田舎のおっさん、剣聖になる 〜ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件〜』という長いタイトル。
 長い原作タイトル通り,立派に育った地位の高い弟子たちが要所要所に存在し,おっさんを盛り立て,おっさんは普通に暮らしたい性格だが剣の能力が高すぎるため一々期待に応えてしまう。だいたい先が読めるストーリーだったし,「ないわ!」と思いながら見たのだったが,その割には面白かったし楽しみだったので来年予定されている第2期も見ると思う。


LAZARUS ラザロ

 2025年4月〜6月。アニメ製作会社MAPPAによるオリジナルアニメ。
 人類の大半が天才科学者スキナーが開発した「ハプナ」という薬を使っている2052年,消息不明だったスキナーが突然メッセージを発し,「ハプナ服用から3年後に人は死ぬ。生き延びるには自分を探し出して特効薬を入手しろ」と警告。スキナーを探し出すためのチーム「ラザロ」が編成されタイムリミット30日間のスキナー探しが始まる。緊張感あり人間ドラマあり,毎回面白かった。
 しかし人類の大半が同じ薬を飲んでいるという設定がそもそも非現実的。


小市民シリーズ 第2期

 2025年4月〜。第1期は2024年夏アニメ。原作は創元推理文庫より刊行されている推理小説。
 小市民を目指す(目指す気なさそう)性格の悪い高校生の物語。第1期の終わりに一旦別の道を歩んだ小鳩と小山内は,各々別な人と付き合い始める。小鳩は仲丸さんという同学年の女子,小山内は1学年下の新聞部の瓜野君。しかし小鳩は仲丸さんにふられ(無関心すぎた),小山内は放火事件を追いかける瓜野を陥れて(けっこうえげつない)別れ,結局一緒にいることを決める。後半は小鳩が交通事故に遭い,中学時代の事故の続きの事件であることが判明していく。結局最後まで好きになれない登場人物たちだった。小鳩の入院中のエピソードはちょっと穴だらけすぎてもう少し緻密に設定してほしいと思った。


mono

 2025年4月〜6月。原作は『まんがタイムきららミラク』→『まんがタイムきららキャロット』で連載中の4コマ漫画作品。作者は『ゆるキャン△』のあfろ氏で甲府が舞台。
 高校で写真を撮っている先輩に憧れて,友人の霧山アンと一緒に写真部に入った雨宮さつき。先輩の卒業後,部員不足を補うため映画研究部と合併してシネフォト部を結成。映研だった敷島桜子と3人でつるんで,同じ市内の駄菓子屋に住む漫画家の秋山春乃と親しくなり,あちこち出かけるようになる。ほぼ山梨・長野あたりの観光アニメ。主要人物として大人が出て来るので,高校生だけより物語も行動範囲も広がって良い。


日々は過ぎれど飯うまし

 2025年4月〜6月。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
 食文化研究部で活動する女子大学生たちの物語。料理が大好きなまこは,大学で幼馴染みのしのんと再会,彼女が作ろうとしていた食文化研究部に入ることになる。友達がいなかったまこだが,サークルの友人達とお料理を作って楽しい日々を重ねていく。登場人物たちは個性的だた嫌な子はいなくて,お料理の作画は丁寧で面白かった。
 ただ,「大学生なのに学校がそこまで口出ししたり管理したりする?高校ならわかるけど?!」って場面が多すぎた。職員が「学生」じゃなくて「生徒」と言ってたのも変。大学の文化系サークルの活動内容に職員があそこまで関与するものか? どうでも良い話のようだが,おかげで強い違和感を感じながら視聴することになり残念だった。


ユア・フォルマ

 2025年4月〜6月。原作は電撃文庫から発売されているライトノベル。
 ウィルス性脳炎から人類を救った医療技術,脳侵襲型情報端末ユア・フォルマにより脳の記憶が記録される世界。記録された「機憶」を探る電索官エチカ・ヒエダと,彼女のパートナーであるヒト型ロボット〈アミクス〉のハロルドが,様々な事件を解決していく物語。世界観や用語がわからず物語に入り込むのが難しかったが,分からないのに続きが気になって最後まで見た。エチカは好きになれる主人公で,結局面白かった。


薬屋のひとりごと 第2期

 2025年1月〜7月。第1期は2023年10月〜2024年3月放映。原作は日向夏氏による日本のライトノベル作品。
 人気作品ぽいので何となく見ていた。第2期は子翠(楼蘭妃)と子氏一族の物語。まだまだ続くという感じのラストだった。私的には壬氏様キモいので猫猫には釣れないままでいてほしい…。


九龍ジェネリックロマンス

 2025年4月〜6月。原作は『週刊ヤングジャンプ』で連載中の眉月じゅん氏(『恋は雨上がりのように』の作者)による漫画作品。絵柄が如何にも少年漫画だと思った。
 鯨井令子(レコぽん)は九龍(クーロン)の不動産会社で働く32歳の女性。だが,ある日,自分とそっくりの女性(鯨井B)が過去に存在し,同僚の工藤と婚約していたことを知る。ジェネリック地球が存在する世界で九龍の街に何が起こっているのか,鯨井(レコぽん)は少しずつ知っていく。最初は頼りなげに見えたレコぽんが,だんだんと自我を確立し,しっかりした女性になっていくのが心地よかった。
 原作は連載中のようなのでラストはアニメなりのまとめだったのだと思うが,気持ちよく見終えた。


中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

 2025年4月〜6月。原作は志水アキ氏による漫画作品。
 主人公は高校2年生の少女,日下部栞奈。舞台は昭和23年の東京。栞奈は国語教師の中禅寺先生に幽霊騒ぎを解決したことにさせられ,除霊能力を持った「心霊探偵」に祭り上げられる。以降,次々と起こる謎の事件などを先生が解くたびに栞奈の手柄になってしまう。
 栞奈の明るい性格と先生のクールでキッチリとした性格,先生の周囲の個性的な友人達のバランスが良く,楽しいアニメだった。戦後すぐの日本が舞台のアニメというのも珍しく,風景を見るのも興味深かった。


全般ランキング