玉川上水を歩く (7) 代々木4丁目の緑道と三字橋

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index

四谷大木戸を出発。
新宿御苑の横を通り過ぎ、新宿駅を通り抜け、
葵橋跡を眺め、西新宿の高層ビル前を通り、
玉川上水を遡る。

新宿から笹塚までの玉川上水は暗渠になっており、
暗渠の上は「玉川上水旧水路緑道」として整備されている。

代々木4丁目に入ると、しばらく駐車場の横の細い通路だ。

代々木4丁目の玉川上水旧水路緑道
代々木4丁目の玉川上水旧水路緑道

東京都水道局の基準点を示すマーカーが埋め込まれており、
ここが玉川上水ゆかりの地であることを感じさせられる。

代々木4丁目の東京都水道局基準点
代々木4丁目の玉川上水旧水路緑道

駐車場スペースを過ぎると公園風の緑道になり、
首都高中央環状線、山手通りの1本手前に橋の跡がある。

代々木4丁目の玉川上水旧水路緑道
代々木4丁目の三字橋(みあざばし)

玉川上水の上に架かっていた時のままの欄干に
三字橋(みあざばし)の文字が残っている。

代々木4丁目の三字橋(みあざばし)
代々木4丁目の三字橋(みあざばし)

新町・初台・山谷という三つの字に架かる橋であるため
三字橋と言う。

代々木4丁目の三字橋(みあざばし)
三字橋の上から見た玉川上水旧水路緑道

三字橋を通り過ぎると、緑道は初台地区となり、
更にいくつかの古い橋の跡が続く。

玉川上水を歩く (6) 代々木緑道

東京と縁もゆかりもない人であっても
「玉川上水」という名前は聞いたことがあるだろう。

玉川上水は、
人口が増え続ける江戸に飲み水を供給するため、
1653年に玉川兄弟によって作られた。

羽村取水堰で多摩川から取水し、
武蔵野台地を流れて四谷大木戸まで全長43km。
本企画「玉川上水を歩く」では、
この43kmを四谷から羽村まで遡って歩いてみた。

→ 玉川上水を歩く Index

代々木緑道(代々木3丁目29)

四谷大木戸を出発し、新宿御苑の横を通り過ぎ、
新宿駅を通り抜け,葵橋跡を眺め、
西新宿のクイントビルと文化学園前を抜け、
玉川上水を遡る旅は甲州街道の南を西へ向かう。

新宿から笹塚までの玉川上水は暗渠になっており、
暗渠の上は「玉川上水旧水路緑道」として整備されている。
中でも代々木3丁目部分の緑道には
「代々木緑道」という名前がついている。

代々木緑道

人影少なく鳩ばかりが寛ぐ公園だが、
振り返ると遊具の上に新宿の高層ビル群が聳えている。
静かすぎる大都会風景が何ともアンバランスな印象だった。

代々木緑道で寛ぐ鳩たち
代々木緑道
代々木緑道(代々木3丁目)

西参道交差点を過ぎて代々木4丁目に入ると、
代々木緑道の名前は消え、
単なる「玉川上水旧水路緑道」という名前の公園道となる。